上平駅
上平駅(うえひらえき)は、かつて北海道(留萌管内)苫前郡苫前町字上平に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はウヒ。事務管理コードは▲121611[2]。 一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[3])。 歴史
駅名の由来所在地名より。地名の発祥は当駅の2kmほど南にある、海に突き出した丘陵についたアイヌ語名「ウェンピラ(wen-pira)」(悪い・崖)に由来する[6]。 なぜ「悪い」とされたかについては記録・伝承が残っていないが、これについてアイヌ語研究者の山田秀三は、「その海際の崖下が、落石などで危険な処だったからであろう」と推測している[6]。 駅構造廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(幌延方面に向かって左手側)に存在した。 無人駅となっていた[5]が、有人駅時代の駅舎が残っていた[7]。駅舎は構内の西側に位置し、ホームから少し離れていた。駅前広場側の開口部は、板で塞がれていた[8]。 駅周辺
駅跡2011年(平成23年)時点で、遺構は何も残っていない[9]。2017年(平成29年)時点では、駅跡地は農地化されていた。 隣の駅脚注
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