ヴェンチア
ヴェンチア (Venture) とはイギリス生まれの競走馬および種牡馬である。種牡馬として日本に輸入され成功を収めた。 全兄に仏2000ギニー、ジャックルマロワ賞等の優勝馬Buisson Ardent(ビュイッソンアルダン)、半兄にロワイヤルオーク賞の優勝馬Buisson d'Or(ビュイッソンドール)がいる。 経歴競走馬としては主にイギリスで走り、サセックスステークス、ミドルパークステークス、セントジェームズパレスステークスといった現在のG1競走を制した。 1961年よりフランスで種牡馬入りして供用が開始され、その後1969年に日本へ輸入された。日本では2度の年度表彰を受賞したイットーや東京優駿を制したクライムカイザーといった産駒が活躍し、同じくレリックの直仔で日本に輸入されたポリックやミンシオらとともにマンノウォー系およびレリック系の発展に大きく貢献した。 しかし、種牡馬を引退した1979年に屠殺され食肉となった。前述の通り東京優駿優勝馬などを輩出し、日本で大成功を収めた馬であったが悲惨な結末となった。 日本ではクライムカイザーをはじめ後継種牡馬を3頭残したが、いずれも失敗に終わった。ブラジルに渡ったフランス産の牡駒Locris(ロクリ)が同地でリーディングサイアーとなっており、多くの活躍馬を輩出した。また、母の父としても大きな実績を残したため、母系に入って「華麗なる一族」や、ヨーロッパで種牡馬となっているソヴィエトスターなどを通して2000年代以降も血統表に名前が残っている。 主な産駒
その他中央競馬重賞勝ち馬10頭を輩出。 血統表
父はヨーロッパに渡ったマンノウォー系種牡馬の代表格。母は仏重賞コンデ賞の優勝馬で、仏1000ギニーでも2着となっている。甥にアメリカでG1競走2勝を挙げたThe Bart(ザバート)、フランスで重賞2勝を挙げ、種牡馬としてオーストラリアで大きな成功を収めたZamazaan(ザマザーン)などがいる。 外部リンク |
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