ヴィン・ディーゼル
ヴィン・ディーゼル(Vin Diesel, 1967年7月18日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、脚本家、映画監督、映画プロデューサー。本名はマーク・シンクレア・ヴィンセント(Mark Sinclair Vincent)。ニューヨーク市出身。身長182cm。2000年代以降のハリウッドを代表するアクションスターである。映画製作会社One Race Filmsを設立、筋金入りのゲーマーとしても知られていて、ゲーム開発会社Tigon Studiosを所有している。 プロフィールニューヨークにてイタリア系及び黒人系の両親から生まれる[1][2]。ただし父とは会ったことがなく、演劇関係者であった義父の元で育つ[1][3]。 7歳のときにグリニッジ・ヴィレッジの劇場で初舞台を踏む。養父が運営していた劇団の舞台にも立った。ニューヨーク市立大学ハンター校で英文学を学ぶが、3年で中退して俳優になるべくハリウッドへ向かうも役を得ることができず、ニューヨークに戻る。戻った後、母親の勧めもあり、自分で脚本を書いて1994年に短編映画『Multi-Facial』を制作。この作品は3日の撮影期間、3,000ドルという超低予算での制作であったが、1995年のカンヌ国際映画祭で高い評価を得た。 1998年、『Multi-Facial』を見たスティーヴン・スピルバーグ監督に抜擢されて『プライベート・ライアン』に出演し、これがチャンスとなった。スピルバーグが存在感にほれ込み、脚本中に無かった役を彼のために作ったといわれている。この時彼は31歳で年収2万ドル(約200万円)であった。 2000年、『ピッチブラック』で、リディックという残忍で強靭な肉体を持つ囚人の役を演じた。 2001年、『ワイルド・スピード』のドミニク・トレット役を演じた。以降、自身を代表するシリーズとなる。 2002年、主演映画『トリプルX』にて、エクストリームスポーツのエキスパートという役柄を演じた。 2004年、『リディック』で4年ぶりにリディック役を演じた。 2009年『ワイルド・スピード MAX』にて、8年ぶりに主演としてドミニク役を演じ、本作から製作としても関わり、以降の作品も参加している。 2013年、『ワイルド・スピード EURO MISSION』にて、ドミニク役で出演し「2014年MTVムービーアワード BEST ON-SCREEN DUO」を受賞、また『リディック:ギャラクシー・バトル』にて、9年ぶりにリディックを演じた。 2014年、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて、グルート役のモーションキャプチャ及び声を担当した。 2015年、『ワイルド・スピード SKY MISSION』にて、ドミニク役で出演。全世界で15億ドルを超え、シリーズ最大のヒットとなった。また、「Forbes」誌が毎年発表する高額出演料ランキングにおいて4700万ドルを稼ぎ出し、3位となった[4]。 2017年、この年は自身が参加するシリーズが3本公開された。『トリプルX:再起動』で15年ぶりにザンダー・ゲイジを演じ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』ではドミニク役、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス』にて、ベビー・グルートの声で出演した。「フォーブス」誌の「世界で最も稼いだ俳優」ランキングにおいて5450万ドルを稼ぎ出し、3位となった[5]。 私生活2008年4月、ガールフレンドのパロマ・ジメンネズとの間に娘が生まれている[6]。2010年に息子、2015年3月には娘が生まれており名前は2013年11月に急逝した親友のポール・ウォーカーからとっている[7]。また、息子は『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』において父親が演じた役柄の幼少期を演じている。 フィルモグラフィ映画
テレビ
テレビゲーム
日本語吹替当初、作品ごとに異なる声優が務めていたが、『ブルドッグ』で初担当した楠大典が『ワイルド・スピード MAX』のドミニク・トレット役を演じてからは大半の作品で声を当てている。 このほかにも、西凜太朗、大塚明夫、内田直哉なども複数回、声を当てている。 参照
外部リンク
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