レッドブル・RB13
レッドブル・RB13 (Red Bull RB13) は、レッドブル・レーシングが2017年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。 概要2017年2月26日に正式発表。チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイが得意とする空力に関するレギュレーションが大幅に変更されたことで、前年よりもマシン開発に深く関与することになった[1]。 エンジンカウル後部には多くのチームが採用した大型のシャークフィンが装着され[1]、ノーズの突起部分に吸気口が開けられているのが特徴となっている[2]。なお、トリックサスペンションについてはFIAから違法と判断されたため、開幕前にデザインを変更した[3]。 また、ルノーエンジンに変更した2007年から2016年までの間、それとセットでトタルの燃料を使っていたが、2016年12月にエクソンモービルと大口スポンサー契約をしたことに伴い[4]、今季から燃料はエクソンモービル製となる。 2017年シーズンドライバーはダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの両者とも残留。 パワーユニットの信頼性の低さとパワー不足に再び手を焼くようになり、メルセデスとフェラーリに大きく水をあけられてしまった。特に信頼性の低さは深刻でシーズン前半はフェルスタッペン側にトラブルが続出。ルノーのパワーユニット以上に深刻な信頼性の低さとパワー不足で不振を極めるマクラーレン・ホンダの陰に隠れているものの、第8戦アゼルバイジャンGPが終わった段階で、レースの総周回数が全チーム中最下位という状況だった[5]。しかしそのような状況でもリカルドは完走できるレースで着実にポイントを稼いでおり、アゼルバイジャンGPでは大波乱のレースを制した。 そして、シーズン後半戦である秋のアジアラウンドのシンガポールGP以降はメルセデスの苦戦やフェラーリの不振にも助けられ、リカルドはアジアラウンドの3戦を表彰台でゴール。それまでリタイアの多かったフェルスタッペンはマレーシアGPを制してから上位入賞を続け、メキシコGPでも優勝した。だが、終盤戦は再び信頼性に苦しめられることとなり、リカルドがブラジルGP以外でマシントラブルによるリタイアでポイントを得られなかったことが大きく響き、ドライバーズランキング4位の座を失った。また、フェルスタッペンもメキシコGP以外も完走はしたものの、PUの不調に苦しめられ、表彰台どころか順位を維持する走りをするのが精いっぱいとなった。 一時はコンストラクターズ2位のフェラーリに迫るなどの健闘したものの、信頼性の面で苦しんだシーズンとなった。 スペックシャシー
エンジン
記録
脚注
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