マスタークラフツマン
マスタークラフツマン (Mastercraftsman) とはアイルランドで生産された競走馬、種牡馬である。主戦騎手はジョニー・ムルタが務めていた。 現役時代2歳(2008年)2008年5月5日に競走馬デビュー戦を迎え、デビュー戦で初勝利を挙げた。続く重賞競走初挑戦となったレイルウェイステークス(G3)も制して2連勝で重賞競走初勝利を挙げた。さらに続くG1競走初挑戦となったフェニックスステークスでは2着となったアートコニサーに4馬身半差をつけてレースを制し、デビュー戦以来無敗の3連勝でG1競走初勝利を挙げた。鞍上のムルタとオブライエン厩舎のコンビは、フェニックスステークスの前日に行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスをデュークオブマーマレードで制しており、この勝利で2日連続でのG1競走連勝となり、オブライエン厩舎にとっては2008年のG1競走通算15勝目となった。さらに9月に行われたナショナルステークスでは、2着となったシャウィールを短頭差で抑えてG1競走を2連勝し、デビュー戦以来4連勝となった。しかし次はフランスへ遠征しジャン・リュック・ラガルデール賞に出走したが、ナークースに敗れて4着となりデビュー戦以来の連勝は4でストップした。11月にはG1競走2勝などが評価され当年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞した。 3歳(2009年)年が明けて3歳となった2009年の緒戦は5月2日の2000ギニー。4番人気で出走したが、シーザスターズの5着に敗れた。続く、5月23日のアイリッシュ2000ギニーでは圧勝し、G1・3勝目をあげた。続く6月16日のセントジェームズパレスステークスでは圧倒的な1番人気に応えて勝利、G1・4勝目をあげた。その後、8月18日のインターナショナルステークスではシーザスターズの2着に敗れた。続く9月5日のアイリッシュチャンピオンステークスでは人気通りの3着だった。続く10月2日のダイヤモンドステークス(G3)では初のオールウェザー戦となったが、2着馬に5馬身差をつけて圧勝した。アメリカに遠征し、11月7日のブリーダーズカップ・ダートマイルに1番人気で出走したが4着に終わりレース後に引退することが明らかになった。 競走成績
種牡馬時代2010年からクールモアスタッドで種牡馬入りし、初年度の種付け料は2万ユーロ。産駒デビュー年の2013年からG1馬を出した。 2021年8月13日心臓発作により死亡。 主な産駒
血統表
血統背景半姉に2008年のローカストグローヴハンデキャップ(G3)を制したジェニュインディヴォーション(父ロックオブジブラルタル)、大叔父にセレスティアルストームがいる。 外部リンク
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