ボグダン・パルホメンコ
ボグダン・パルホメンコ(Bogdan Parkhomenko、1986年 - )は、ウクライナの経営者、コメンテーター、YouTuber。 来歴チェルノブイリ原子力発電所事故の直後、母がキエフからドニプロペトローウシクに避難してボグダンを出産。1990年、神戸に移住。ソ連崩壊後も母と日本に残り、阪神・淡路大震災の際東灘区で被災したのち、大阪に移り住む。大阪市立堀江小学校、大阪市立堀江中学校を卒業し、ウクライナに戻ってキエフにある高校、大学、大学院へ進学する。経済学部と情報アナリスト学科の修士課程を修める。大学では軍事学科を卒業していて、ウクライナ軍において少尉の階級を与えられている。学生時代は通訳・コーディネーターとして、NHKや毎日新聞などの仕事に携わった。また、オレンジ革命にも学生として参加した。卒業後は三菱商事へ就職。ユーロマイダンには社会人として参加。現在は自身で立ち上げたSEPA LLCという貿易会社を経営し、主に日本や海外の美容製品をウクライナで販売している。2023年3月3日にはIT会社「Cyber Cossacks」を立ち上げた。 2022年ロシアのウクライナ侵攻における活動2022年ロシアのウクライナ侵攻において、ウクライナ人・キーウ在住でありながら日本との関わりが深いバックグラウンドを活かし、日々の戦況やウクライナおよびロシア国内の状況をyoutubeなどを通じて日本語で発信しているほか、日本の視聴者から寄付を募り、障害のある子どもたちの施設へ寄付をしたり、国外に避難することが困難な老人や前線の兵士に支援物資を届ける活動をしている。なお、これらはウクライナ軍の少尉として、軍と相談し、軍の意向を受けての活動でもある。 人物
祖父は答えた。「私個人は正しい決断だったと思っています。人間の進歩につながるプロセス、平和な空を守ることを優先すべきです。核があれば、こんなこと(ロシアのウクライナ侵攻)にはならなかった、戦争はなかったのに、という意見をよく聞きます。政府高官、市民の大部分もそう思っているでしょう。ただ、起こってしまったことは起こってしまったこと、私たちは全く別の現実に直面しています。核兵器なしで独立を守り抜かなくてはいけません」
(NHK ETV特集「市民と核兵器 ~ウクライナ 危機の中の対話~」〈2023年5月20日放送〉より)
出演番組
脚注
外部リンク
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