DREAM50(ドリーム50) は、かつて本田技研工業が製造販売したオートバイである。本項では競技専用仕様であるDREAM50R(ドリーム50R)についても解説を行う。
Dream50
ドリーム50 |
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基本情報 |
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排気量クラス |
原動機付自転車 |
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車体型式 |
A-AC15 |
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エンジン |
AC15E型 49 cm3 4ストローク 空冷DOHC4バルブ単気筒 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
40.0 mm × 39.6 mm / 10.0:1 |
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最高出力 |
4.1kW(5.6ps)/10,500rpm |
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最大トルク |
4.1Nm(0.42kgf・m)/8,500rpm |
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乾燥重量 |
81 kg |
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車両重量 |
88 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本 |
製造期間 | 1997年-2000年 |
タイプ | ネイキッド(レーサーレプリカ) |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 1,830 mm × 615 mm × 945 mm |
ホイールベース | 1,195 mm |
最低地上高 | 165 mm |
シート高 | 740 mm |
燃料供給装置 | キャブレター (PC09) |
始動方式 | キック式 |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーンドライブ |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック式 | 後 | スイングアーム式 |
キャスター / トレール | 25.0° / 90 mm |
ブレーキ | 前 | 油圧式シングルディスク | 後 | 油圧式シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 2.50-18 45L | 後 | 2.50-18 45L |
最高速度 | |
乗車定員 | 1人 |
燃料タンク容量 | 6.2 L |
燃費 | 83.3 km/L |
カラーバリエーション | |
本体価格 | 329,000円(税別) |
備考 | |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | |
同クラスの車 | |
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1997年1月21日発表、同年2月28日発売[1]。型式名A-AC15。50cc(原動機付自転車)クラスのロードスポーツモデルで、1962年に製造されたCR110カブレーシングの中期型・後期型をモチーフにし、現代風にアレンジしたものである。
搭載される排気量49㏄のAC15E型空冷4ストローク4バルブDOHC単気筒エンジンもCR110を意識したメカニズムで最高出力5.6ps/10,500rpmという高回転型ユニットである[注 1]。
細めのシリンダーからに対して左右に大きく張り出したCR110を意識させるカムカバー造形が特徴的で「ミッキーマウス」というあだ名が付いており、広告にシリンダー部分のシルエットを掲載した。
また左右2本出しマフラーや前後油圧ディスクブレーキなど本モデルが設計時の水準で装備された機構も少なくない。
レトロデザインによるスタイリングが特に注目され、自宅に観賞用として置くいわゆる「床の間バイク」としての購入も多いとされた。しかし価格が32万9000円と高価であったことや50ccバイクは日本の道路交通法で最高速度が30km/hまでに限定されてしまうことなどから販売面ではヒットとならず、強化される自動車排出ガス規制に対応できず2000年までに一般向けの販売は終了した。
遍歴
- 1997年1月21日発表 同年2月28日発売[1]
- 1997年12月22日発表 1998年1月28日発売[2]
- 1,000台限定の'ドリーム50 スペシャルエディション追加し以下の変更を実施
- 燃料タンク・シートストッパーをモンツァレッドに塗装
- フロントフォーク・ボトムケース・サイドカバー・ヘッドライトケースをブラック塗装
- 2000年
DREAM50R
Dream50R |
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基本情報 |
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車体型式 |
AR02 |
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エンジン |
AR02E型 49 cm3 4ストローク 空冷DOHC4バルブ単気筒 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
40.0 mm × 39.6 mm / 11.7:1 |
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最高出力 |
5.14kW(7.0ps)/13,500rpm |
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最大トルク |
4.41Nm(0.45kgf・m)/10,500rpm |
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乾燥重量 |
71 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本 |
製造期間 | 1997年-2009年 |
タイプ | レーサー |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 1,790 mm × 615 mm × 945 mm |
ホイールベース | 1,195 mm |
最低地上高 | 165 mm |
シート高 | 740 mm |
燃料供給装置 | キャブレター (PC20) |
始動方式 | キック式 |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーンドライブ |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック式 | 後 | スイングアーム式 |
キャスター / トレール | 25.0° / 90 mm |
ブレーキ | 前 | 油圧式シングルディスク | 後 | 油圧式シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 2.50-18 45L | 後 | 2.50-18 45L |
最高速度 | |
乗車定員 | 1人 |
燃料タンク容量 | 6.2 L |
燃費 | 83.3 km/L |
カラーバリエーション | |
本体価格 | 438,000円(税別) |
備考 | |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | |
同クラスの車 | |
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DREAM50はレース嗜好者からの評価は高くレース用需要は衰えずワンメイクレースも行われた。このためHRCからレース専用のキットパーツのほか競技専用としてキットパーツをあらかじめ組み込んだコンプリートマシンとした型式名AR02の本モデルが販売された。
公道用車両からは以下の変更点がある。
- 保安部品省略・ステー類カット・前後アルミフェンダー装着等により車両重量を81kgから71kgに軽量化。
- マニュアルトランスミッションを5速から6速クロスレシオへ変更。
- エンジンはHRC製「Dream50用レース専用キット」による専用ヘッド・カムシャフト・バルブスプリング・ピストン・低フリクションカムチェーン・クランクシャフト・軽量ACジェネレーター・ケーヒンPC20キャブレター・エアファンネルを組み込み。
- エキゾーストパイプは構造二重管から単管とし排気効率を向上。
- 最高出力を7.0PS/13,500rpmにアップ。
本モデルはDREAM50生産中止の2000年以降も継続生産されたが、2009年をもって生産販売共に終了となった。
DREAM50TT
2004年にHRC製キットパーツをすべて組み込み[注 2]、DREAM50Rに以下の仕様変更を実施し50台限定で注文生産ならびに販売されたモデルである。
- シリンダーヘッドをシングルポート化
- レーシングマフラーを装着
- 燃料タンクをアルミニウム製へ変更
- チェーンサイズを415へ変更
- ケーヒンCRキャブレターを組み込み
- 小径フライホイール・ACジェネレータを組み込み
なお2005年以降にも台数限定で数度の生産販売を実施した。
脚注
注釈
- ^ ただしスペック的にはCB50シリーズに搭載されていた2バルブSOHCエンジンの6.3PS/10500rpmと比較して特に高回転高出力型ではない。
- ^ キットパーツを単独で購入し組み込むよりも廉価な価格設定がされた。
出典
外部リンク
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50 - 125 cc | | |
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126 - 250 cc | |
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251 - 400 cc | |
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401 - 750 cc | |
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751 cc以上 | |
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系列 | |
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スクーター | |
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電動スクーター | |
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コンセプトモデル | |
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競技車両 | |
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カテゴリ |