ホイト-スカーマーホーン・ストリーツ駅
ホイト-スカーマーホーン・ストリーツ駅(英語: Hoyt–Schermerhorn Streets)はニューヨーク市地下鉄の駅で、INDクロスタウン線とINDフルトン・ストリート線が接続している。ダウンタウン・ブルックリンのホイト・ストリート - スカーマーホーン・ストリート交差点にあり、以下の運行系統が停車する。 歴史ホイト-スカーマーホーン・ストリーツ駅は1936年4月9日のフルトン・ストリート線開業に合わせて設置された駅で、フルトン・ストリート線の各駅停車および急行が停車する。1937年7月1日からはクロスタウン線がナッソー・アベニュー駅から延伸されたのに合わせてクロスタウン線の列車も停車するようになった[2]。当駅からはコート・ストリート駅行きの北行各駅停車が運転されていた。また、急行は当駅から北に曲がってジェイ・ストリートの下を通り、クランベリー・ストリート・トンネル経由でマンハッタンに乗り入れる予定であった。しかし、開業当時には全列車が各駅停車で、路線自体もロッカウェイ・アベニュー駅止めだった。急行が運転されなかったため、マンハッタン方面の各駅停車は当駅の急行線を通り、HH系統が緩行線ホームを使ってコート・ストリート駅までシャトル運行を行っていた。 利用者が少なかったことから1946年にコート・ストリート駅は廃止され、シャトル運行も中止された。フルトン・ストリート線の列車は当駅の急行線を経由してジェイ・ストリート-ボロー・ホール駅まで運行されるようになった。これ以降、緩行線は営業運転で使われることはなくなり、外側の緩行線ホームも1959年にアケダクト競馬場への特別運賃列車の運行が始まるまで閉鎖されることになった。この特別運賃列車は42丁目-ポート・オーソリティ・バスターミナル駅の下層ホームからIND8番街線、INDフルトン・ストリート線、INDロッカウェイ線を経由してアケダクト競馬場駅へ向かうものであった。42丁目/ポート・オーソリティ・バスターミナル駅の下層ホームと同じように、当駅の外側ホームも特別運賃を支払って特別列車を利用する乗客を一般の利用客と区別するのに都合がよかったため、ホイト-スカーマーホーン・ストリーツ駅は42丁目-ポート・オーソリティ・バスターミナル駅とアケダクト競馬場駅までの間で唯一の停車駅として使われることになった。 1981年にアケダクト競馬場への特別運賃列車が廃止になると、外側ホームは営業運転で使われなくなった。ホームそのものは残っており、映画の銃撃戦シーンの撮影(例えば『ウォリアーズ』や『サブウェイ123 激突』など)や特別行事(2005年11月29日のR160B型電車の一般公開など)で使用されている。 2009年にマイケル・ジャクソンが亡くなると、ニューヨーク市議会議員レティシア・ジェームスは当駅で彼のヒット曲「バッド」のビデオクリップが撮影されたことを記念して駅の改名と彼を讃える顕彰額の設置を提案したが、メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)は強く反対した。MTAのスポークスマン ケヴィン・オルティスは、MTAは駅への顕彰額の設置を禁じており、資金調達のための命名権取引についてはガイドラインを策定中であると説明したが、個人にちなんだ駅名は利用者の混乱を招くとする意見もあった[3]。 駅構造
駅は島式ホーム4面6線の構造で、ニューヨーク市地下鉄で数少ない同一階層に6線がある駅である。中央の2線がINDクロスタウン線で、外側4線がINDフルトン・ストリート線だが、使用されているのは内側の2面4線のみで、ニューヨーク交通博物館に通じる外側の線路とホームは使用されない。 当駅にはニューヨーク市鉄道警察の詰所がある。 出入口このほか、閉鎖された階段はリヴィングストン・ストリートに通じていた。 運行パターン
ポップカルチャーにて
脚注
外部リンク
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