『ブロードウェイ』(Babes on Broadway) は、1941年のアメリカ合衆国のミュージカル映画。
概要
バスビー・バークレーが監督し、ヴィンセント・ミネリがガーランドのソロ曲のシーンを監督した[3]。ミッキー・ルーニー、ジュディ・ガーランドが主演し、フェイ・ベインター、ヴァージニア・ウェイドラーが助演した。
『青春一座』(1939年)、『ストライク・アップ・ザ・バンド』(1940年)に続き、劇中劇の様式で子供たちがショーを行なう様子を描く「バックヤード・ミュージカル」シリーズ3作目となった。
バートン・レーン 作曲、エドガー・イップ・ハーバーグ作詞の「Babes on Broadway」、レーン作曲、プロデューサーのアーサー・フリードの兄弟ラルフ・フリード作詞の「How About You?」などの楽曲が使用された。最後は主要キャストのブラックフェイスによるミンストレル・ショーで終わる。
あらすじ
キャスト
- トミー・ウィリアムズ:ミッキー・ルーニー
- ペニー・モリス:ジュディ・ガーランド
- ミス・ジョーンズ(ジョンジー):フェイ・ベインター
- バーバラ・ジョセフィン・コンウェイ(ジョー):ヴァージニア・ウェイドラー
- レイ・ランバート:レイ・マクドナルド
- モートン・ハモンド(ハミー):リチャード・クワイン
- ストーン氏:ドナルド・ミーク
- 本人:アレクサンダー・ウールコット
- ニック:ルイス・アルバーニ
- ソーントン・リード:ジェイムス・グリーソン
- ウィリアムズ夫人:エマ・ダン
- モリス氏:フレデリック・バートン
- モリアリティ警視正:クリフ・クラーク
- アナウンサー:ウィリアム・ポスト・ジュニア
- ジョンジーの事務員:ドナ・リード(クレジット無し)
- ショーティ:ウィル・リー
- マキシン(オーディション参加者):マーガレット・オブライエン (クレジット無し)
制作
本作『ブロードウェイ』は『青春一座』(1939年)、『ストライク・アップ・ザ・バンド』(1940年)、『ガール・クレイジー』(1943年)からなる「バックヤード・ミュージカル」シリーズの3作目である。
ガーランドが19歳の頃、本作制作中に最初の夫となるデヴィッド・ローズと結婚するため秘密裏にラスベガスに行き、撮影が遅れた。
ミュージカル・シーン
- Babes on Broadway (タイトル曲) (MGMスタジオ・コーラス)
- Anything Can Happen in New York (ミッキー・ルーニー、レイ・マクドナルド、リチャード・クワイン)
- How About You? (ジュディ・ガーランド、ミッキー・ルーニー)
- Hoe Down (ジュディ・ガーランド、ミッキー・ルーニー、シックス・ヒッツ&ア・ミス、ファイブ・ミュージカル・メイズ、MGMスタジオ・コーラス)
- Chin Up! Cheerio! Carry On! (ジュディ・ガーランド、セントルーク聖公会聖歌隊、MGMスタジオ・コーラス)
- ゴースト・シアター・シーケンス:
- Bombshell from Brazil (ジュディ・ガーランド、ミッキー・ルーニー、リチャード・クワイン、レイ・マクドナルド、ヴァージニア・ウェイドラー、アン・ルーニー、ロバード・ブラッドフォード、MGMスタジオ・コーラス)
- Mama Yo Quiero (ミッキー・ルーニー)
- ミンストレル・ショー・シーケンス:
- Babes on Broadway (フィナーレ) (ジュディ・ガーランド、ミッキー・ルーニー、ヴァージニア・ウェイドラー、レイ・マクドナルド、リチャード・クワイン、MGMスタジオ・コーラス)
興行収入
MGMの記録によると、アメリカおよびカナダで$2,363,000、それ以外で$1,496,000の興行収入があり、$1,720,000の利益を得た[2][4]。
ホームメディア
2007年9月25日、5枚組DVDセット『The Mickey Rooney & Judy Garland Collection』として初めてホームメディアがリリースされた。このセットには本作の他、『青春一座』(1939年)、『ストライク・アップ・ザ・バンド』(1940年)、『ガール・クレイジー』(1943年)、そしてルーニーとガーランドの特典映像が含まれている[5]。
出典
外部リンク
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