ファーレンバッハ
ファーレンバッハ (ドイツ語: Fahrenbach) は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州ネッカー=オーデンヴァルト郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)。モースバッハの北約9kmのオーデンヴァルト南端に位置する。 地理町域は、標高249 – 520mの雑色砂岩のオーデンヴァルトに位置し、ネッカー=オーデンヴァルト自然公園に含まれる。ファーレンバッハは、また、ユネスコのベルクシュトラーセ=オーデンヴァルト・ジオパークの参加自治体でもある。 自治体の構成この自治体は、ファーレンバッハ、ローベルン、トリエンツの3地区からなる。 歴史ファーレンバッハは、1306年に初めて文献上の記録に遺る。初めはヒルシュホルン家の所領であったが、曲折の末、最終的にはプファルツ選帝侯領となり、オーバーアムト・モースバッハに属した(オーバーアムトは、当時の地方行政区分)。1803年、帝国代表者会議主要決議に基づく陪臣化の枠組みの中で、ライニンゲン侯領となった。ナポレオン時代のライン同盟によりこれが廃止され、ファーレンバッハはバーデン大公領となった。1975年1月1日にトリエンツおよびローベルンと合併した。 地区ローベルンローベルンは、813年に初めて文献に登場する。初めはツヴィンゲンベルク家に属し、後にヒルシュホルン家領となり、これ以後はファーレンバッハと同じ道をたどった。 トリエンツトリエンツは、1395年のアモールバッハ修道院土地台帳に初めて登場する。 宗教16世紀にヒルシュホルン家により宗教改革がもたらされて以降、住民の信仰は、領主の信仰に合わせて何度も変化した。現在この町には、プロテスタントとカトリック、それぞれの教会組織が存在している。 行政この町は、1976年から、リムバッハと行政共同体を形成している。 議会この町の議会は15人の議員からなる。 紋章金地で基部に緑の三峰の山。その上に扁平なピラミッド型の屋根を頂く赤い塔。バルコニーと4つの窓(上階に2つ、下階に2つ)がある。この紋章は、リーメスの見張り塔を描いたものである。ローマ時代の国境ネッカー=オーデンヴァルト・リーメスがローベルンの真ん中を通り、トリエンツの間近を延びていた。 友好都市経済と社会資本交通モースバッハからムーダウへの狭軌鉄道は、1973年に廃止された。路線後は、遊歩道に利用されている。 文化と見所ローマ時代のオーデンヴァルト・リーメスの小要塞ローベルンと小要塞トリエンツおよびその周辺遺跡。 カトリック教会の聖ヤコブス教会。 1830年に建設されたヴァインブレンナー様式のプロテスタント教会。この建築は、バーデン地方における最も優れた古典主義様式の教会に数えられる。赤みがかった砂岩の構築や、列柱玄関が魅力的である。教会等の替わりに、長堂の前方に屋上小楼が設けられている。入り口側の、列柱玄関、長堂、屋上小楼の3つの三角屋根が典型的な古典主義の特徴を示している。(写真は、 Bild:Fahrenbach - Kirche im Weinbrenner-Stil.jpg参照) 人物出身者
引用
外部リンク |