バーナーディニ
バーナーディニ (Bernardini) はアメリカ合衆国の競走馬。2006年のプリークネスステークスなどに優勝し活躍した。ベルナルディーニと表記するメディアもあるが、現地アメリカでは英語に引っ張られるためバーナーディニと発音される。 戦績2006年1月にデビュー。初戦こそ4着に敗れたものの、2戦目では7馬身3/4差で圧勝し、さらに続くウィザーズステークスも3馬身3/4差で快勝した。そしてプリークネスステークスに挑むと、人気を集めていた無敗のケンタッキーダービー優勝馬バーバロがスタート直後に競走を中止するアクシデントがあった中、バーナーディニは5馬身1/4差で圧勝した。 この後ベルモントステークスには出走せずに約2ヶ月間休養した後、まずジムダンディステークスを勝つと、続くトラヴァーズステークスではベルモントステークス2着のブルーグラスキャットに7馬身1/2差をつけて圧勝し、さらにジョッキークラブゴールドカップステークスでは初めての古馬との対戦となったがこれにも圧勝、6連勝でブリーダーズカップ・クラシックに向かった。 ここでは、同じく7連勝と快進撃を続けていたラヴァマンを抑えて1番人気となり、レースでも3コーナーで早めに仕掛けて4コーナーで先頭に立つが、最後にインヴァソールに抜かれて2着だった。このレースの後に引退が発表され、ケンタッキー州のジョナベルファームにおいて種牡馬となることが決まった。2007年の種付け料は10万ドル。 2006年度エクリプス賞最優秀3歳牡馬に選ばれている。 競走成績
種牡馬時代2007年から種牡馬生活を送り、2009年にはシャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用されている。2010年に初年度産駒がデビュー。2頭の2歳G1勝ち馬を輩出する上々の滑り出しを切り、北米のファーストクロップサイアーランキングで3位となった。2011年には2010年のエクリプス賞年度代表馬で数々の連勝記録を打ち立てた歴史的名牝ゼニヤッタの初年度の配合相手に選ばれ[1]、2012年の種付け料は前年の7万5000ドルから倍額の15万ドルになるなど、生産界の期待も大きい。 2021年7月30日、蹄葉炎のため繋養先のジョナベルファームで死亡[2]。 主な産駒
母の父としての主な産駒
血統表
脚注外部リンク
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