バイク川崎バイク
バイク川崎バイク(バイクかわさきバイク、1979年12月17日 - )は、日本の男性お笑いタレント(ピン芸人)、小説家、美容師、YouTuber。本名は川崎 史貴(かわさき ふみたか)。通称はBKB(ビー・ケー・ビー)。 兵庫県加古川市出身[2]。吉本興業所属。大阪NSC26期生。 来歴2000年、兵庫県の姫路理容美容専門学校を卒業後、美容師の職を得た[3]。3年間無遅刻無欠勤だったが[4]、美容師としてのセンスやひどい手荒れに悩んでいた。 そんな折、地元の友人に誘われ、2003年に大阪校26期生としてNSCに入学[3]。美容師は、ちょうどスタイリストになったタイミングだったが退職した。 地元の友人とのコンビ「100デシベル」は在学中に解散後、コンビ「街の帽子屋さん」を結成するも約3年で解散。 「街の帽子屋さん」時代は相方がネタを作成し、川崎も「天才の相方に付いて行けば何とかなる」と思っていたので、解散を切り出された時は、ショックを受けたという[注 1][4]。 その後も、ピン芸人としての活動や「繭」「ラブソング」などのコンビ結成と解散を繰り返し、2007年4月から本格的にピン芸人「バイク川崎バイク」として活動を開始した。 芸名は、相方と公園で解散の話をしているときに、「“川崎”といえばバイク」という連想から、また偶然その公園に川崎重工業(現在のカワサキモータース)のバイクが駐輪されていたことから、相方に命名してもらった[3]。当時、本人は中型バイクには乗っていたが、特にバイクが好きでも詳しいというわけでもなかった。 芸人としての初仕事は2004年、なんばグランド花月地下1階の『吉本笑店街』で、仏像の被り物を着け小銭を入れられたドキドキに出て、一発ギャグを披露するというもの。テレビ初出演は2007年の『オールザッツ漫才』(毎日放送)だった[4]。 2013年7月21日に、単独ライブ「バイク単独バイク in NGK〜ビンタ、急に、ビンタ〜」をなんばグランド花月で開催した。819席を満席にし「バイク王ダイレクトSHOP」よりカワサキのバイクがプレゼントされた[5]。この時にもらったバイクは上京時に自身が方向音痴で、東京では乗らないため、手放したという[6][注 2]。 同年、バラエティ番組出演が急増し、きゃりーぱみゅぱみゅとアルバイト情報誌『an』のCMに出演するなど、知名度を徐々に上げていった。 2014年にピン芸人の賞レース、Rー1ぐらんぷり2014にてエントリー総数3,715名からファイナリスト12名に残り、決勝進出を果たした。同年5月に大阪から東京に活動拠点を移した[6][7]。2016年の『M-1グランプリ』(朝日放送)では、サンシャイン池崎と即席ユニット「シャウト!!」を結成し、出場したが3回戦敗退[8][注 3]。当初はM-1限定ユニットであったが、2019年10月に再結成を発表。2022年4月には初単独公演「ONE HUNDRED DECIBEL」を挙行[9]。 盛り上げに定評があり、2015年より『M-1グランプリ』のスペシャルパフォーマー、2016年より『キングオブコント』の前説を担当。[10][11] また、2019年より『女芸人No.1決定戦 THE W』の前説も担当。 2018年、川崎繋がりから、川崎フロンターレに所属するMF中村憲剛のゴールパフォーマンスとしてBKBのネタが採用された。これをキッカケにDAZNの番組に出演したり、等々力競技場で試合前の前座としてひょっこりはんと登場し始球式を行ったり[12]と仕事の幅を広げる。 2020年、新型コロナウイルスによる自粛生活の中で、毎朝8時19分(バイク)に作品投稿サイト「note」にアップしていたショートショートに対して出版社から声がかかり『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』として書籍化さ[13][14]。帯には、川崎自身が「ばな姉」と慕う作家・吉本ばなながコメントを寄せた[15]。2022年放送の『世にも奇妙な物語 '22夏の特別編』(フジテレビ)では、その中の一篇「電話をしてるふり」が実写化された[16]。 2024年10月14日、川崎市内のイベントにて一日限定で芸名を「バス川崎バス」と変更した。 芸風何でも略したらBKBになるネタ(「ビンと」「カンの」「分別」など)を披露している。ネタの中で『BKB』というフレーズを多用し、身の回りの事を何でも『BKB』にして表現[注 4]し、最後に両腕を広げて「ヒィーーーヤッ」と叫び、全身でBKBの文字を作りながら「ススス!」と言う。 他に、主なセリフとして「今日もアクセル全開でがんばります、バイクだけにブンブン」などがある[3]。 最初は人間を笑い殺す妖怪ひょうすべ、行司の人などのキャラクターで、バイクとは関係ないキャラコントなどをやっていたが、見た目を派手にしたいとサングラスにバンダナ、赤い袖のロングTシャツなどというスタイルが徐々に出来上がった。 ギャグについては、デビュー3年目に水田信二(和牛)ら「バイクやんけ、ブンブン」などといじられて来たことから自分のネタに取り入れたほか、先輩がブログで芸名を「BKB」と略しているのを見て「何でも略してBKB」というネタが出来上がっていった[6]。 トレードマークのラグランTシャツのデザインはカワサキのバイクではなく、ハーレーダビッドソンである。 単独ライブではおなじみのBKBネタ以外に、一人コントも多数披露している。東京03やバナナマン、バカリズム、劇団ひとりが大好きなBKBは、単独くらいは幅を見せたいという思いでやり続けている。 Rー1ぐらんぷりでは、BKBを封印し、コントで準決勝進出を果たしている年もある。毎年の東京、大阪の単独ライブは満員御礼になっている。 人物趣味は漫画、アニメ、卓球、ヘアカット、部屋の掃除など。また、歌手のaikoが好きで、芸人仲間と「aikoう(愛好)会」を結成している[17]。また、2021年10月9日より『8月19日のノイズ』名義で音楽活動を開始した。 中学、高校と卓球部に所属。中学では団体で近畿大会出場。芸人になってからは東京卓球選手権大会の芸能人部門ショウビズの部に出場。2016年、2018年、2019年には3位入賞で銅メダルの実力。愛用ラケットの種類・戦型は右ペン粒高攻守型[18]。卓球が高じて福原愛と親しくなり、結婚式にも招待されている[19]。 美容師だった経歴を活かして、大阪で活動していた頃は仲良しの芸人仲間の髪をよくカットしていた。なんばグランド花月支配人のカットもしており、本人曰く、これで親交を深めてNGK単独ライブ実現に至った[6]。 初めて買ったバイクはホンダ・ディオ。その後はヤマハ・ビラーゴ250。カワサキ車を所持していた時期もある。2018年8月、くっきー!(野性爆弾)から乗らなくなったバイクを譲り受け、久しぶりにバイクを手にした。車種はホンダ・CB250で、「カワサキちゃうんかい」とセルフツッコミを行った[20]。2021年11月30日、野田クリスタル(マヂカルラブリー)との野田ゲーチャンネル配信にて、このバイクを譲ったことを公表した。 森田哲矢(さらば青春の光)のサブチャンネル『五反田ガレージ』の企画にて、自身の部屋にDIYの施工を受けた[21]。 交友関係
単独ライブ出典:[32]
音楽
出演作品主な出演テレビ番組
ラジオ番組
劇場アニメ
テレビアニメ
CM
テレビドラマ
インターネット配信
書籍
脚注注釈
出典
外部リンク
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