吉本ばなな
吉本 ばなな(本名: 吉本 真秀子〈よしもと まほこ〉、旧筆名: 2003年から2015年までよしもと ばなな、1964年7月24日 - )は、日本の小説家。事実婚の相手はロルファーの田畑浩良。 『キッチン』(1987年)で海燕新人文学賞、『ムーンライト・シャドウ』(1988年)で泉鏡花文学賞、『キッチン』と『うたかた/サンクチュアリ』(1988年)で芸術選奨新人賞、『TUGUMI』(1989年)で山本周五郎賞を、それぞれ受賞。非日常的な、神秘的な事象、また「生と死」「再生」をテーマとして書き続けている。 来歴・人物東京都文京区千駄木出身。批評家・詩人の吉本隆明の次女。姉は漫画家のハルノ宵子。姉は絵がうまかったことから「それなら私は文章だ」と思い、5才くらいから作家になろうと考え[1]、小学校4年生の時に処女作『赤い橋』を執筆した[2]。 文京区立汐見小学校、文京区立第八中学校、東京都立板橋高等学校卒業[3]。1987年3月、日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が担当教員の曽根博義に評価されて、日大芸術学部長賞を受賞[4]。同年9月14日、第6回海燕新人文学賞の選考会が開かれ「キッチン」が受賞する(村上政彦の「純愛」も同時受賞)。「キッチン」が『海燕』1987年11月号に掲載され商業誌デビュー。1988年1月30日、初の単行本『キッチン』が刊行される。1989年3月20日、『TUGUMI』が中央公論社より刊行される[5]。 『TUGUMI』は1989年年間ベストセラーの総合1位を、『キッチン』は同年間ベストセラーの総合2位を記録した[6]。 生涯をかけて追求する大きなモチーフとして「死」を何度も取り上げている[1]。テーマとしてこの世の神秘全般を扱っており、予知夢などがよく作品に描かれる。自分にそういった能力はないが、周囲に超能力を持つ人がたくさんいるという[1]。 ホメオパシーの愛好者[7]。前世の記憶があると述べている[8]。 好きな作家は、ウィリアム・S・バロウズ、アイザック・シンガー、トルーマン・カポーティ[1]。 TVゲームが好きで、中でもゲームクリエイターの飯野賢治にはファンレターを送っている[9]。 略歴
作品一覧小説
随筆
共著
ガイドブック
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映画化された作品
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その他
出典
関連項目外部リンク
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