ハル・シティAFC
ハル・シティ・アソシエーション・フットボール・クラブ(Hull City Association Football Club[2])は、イングランド・ヨークシャーキングストン・アポン・ハルをホームタウンとするプロサッカークラブである。愛称は「タイガーズ(The Tigers)」。 概要1904年に創立した。現在のホームスタジアムはヨークシャーキングストン・アポン・ハルのKCOMスタジアム(収容人員は25,450人)。クラブカラーはオレンジと黒。黄色地に黒の縦縞が特徴的なユニフォームを使用しており愛称は「タイガーズ(The Tigers)」。チームロゴにも虎が描かれている。 歴史1904年に創設された100年以上の歴史を持つサッカークラブ。当時ハルの本拠地であるキングストン・アポン・ハルのあるヨークシャー州はハルFCやハル・キングストン・ローヴァーズといったラグビーリーグチームの人気が支配的で、FAはそこにサッカーを導入しようとする計画を立てていて、その一環として1904年7月創設された。1905年にFAに加盟。1930年代はカップ戦でのアウトサイダーとして鳴らしたがそれもチームの3部降格で消えた。その後5、60年は大きなタイトルは全くと言っていいほど獲得できず、長く下部リーグ(主に3部)を主戦場にしてきたが、近年では、2003-04、2004-05シーズンに2シーズン続けて昇格する躍進も見せている。 2005-06シーズンから参戦しているチャンピオンシップでは、2シーズン連続でリーグ残留を果たし、3シーズン目となった2007-08シーズンでは強豪を押しのけ、クラブ創設以来最高位となる3位でシーズンを終え、プレミアリーグへの昇格プレーオフ進出の権利を獲得した。ホーム・アンド・アウェー方式で行われた昇格プレーオフでは、初戦でワトフォードに、2試合合計6-1と快勝し、続くプレーオフ決勝ではプレミアリーグ創設後初昇格を狙うブリストル・シティと対戦、試合は地元出身の大ベテラン、ディーン・ウィンダスのゴールでブリストル・シティを1-0で破り、ついにクラブ創設以来初となるトップリーグ昇格が決定した。チーム創設からトップリーグ初昇格までの期間としてはレディングに次いで2番目に遅い記録である。 初のトップリーグとなった2008-09シーズンの序盤は、アウェイでニューカッスル、アーセナル、トッテナムを破った他、これまたアウェイで敗れはしたもののマンチェスターU相手に3-4と好勝負を演じるなど旋風を巻き起こし、一時は3位まで上り詰めた。しかし、選手層の薄さや対戦相手に研究され始めたことから、シーズン中盤から後半戦はほとんど勝つことができず、残り2試合の時点で降格圏内の18位にまで順位を落とした。更に、勝てば残留となるホームでの最終節でも敗れた。しかし、序盤に獲得した勝ち点と残留を争っていたニューカッスルとミドルスブラが共に敗戦という状況にも助けられ、辛うじて残留を果たすことができた。ところが、翌2009-10シーズンは19位となり、2部に降格した。 2010年末よりエジプト人のアッセム・アラムがオーナーに就任。徐々にチーム力を高め、2013-14シーズンには4季ぶりにプレミアリーグへ復帰した。2013年にオーナーのアラムが独断に基づき「ビジネス的に響きがいい」という理由でクラブ名を「ハル・タイガーズ」に改名する申請を行ったが[3]、伝統を重んじるサポーターから猛反発を受けた。2014年4月9日、FAは名称変更を求めたハル・シティの申請を棄却したことを発表した[4]。同年5月17日には110年のクラブ史における初の主要タイトル獲得をかけ、アーセナルとFAカップ決勝を戦ったが、2点のリードを守りきれず2-3で敗れ準優勝に終わった[5]。 2014-15シーズンは18位となり、チャンピオンシップ降格が決まった。2015-16シーズンはチャンピオンシップを4位で終えたが、昇格プレーオフで5位ダービー、6位シェフィールド・ウェンズデーを相次いで破り、1年でプレミアリーグ復帰を果たした。2016-17シーズンは18位となり、プレミアリーグからの降格が決定した後の2017年5月25日、マルコ・シウバ監督が辞任した[6]。 2017-18シーズンは6月9日、レオニード・スルツキーが就任したが、低迷が続き、12月3日、双方の合意により、アシスタントコーチのオレグ・ヤロヴィンスキーと共にクラブを退団した。[7]12月7日、ナイジェル・アドキンスがアシスタントコーチのアンディ・クロスビーと共に1年半契約で監督に就任し、[8][9]最終的に18位でシーズンを終えた。その後も低迷は続き、2019-2020シーズンには24位で降格が決定。16年ぶりの参戦となったリーグ1では優勝し、1年での2部復帰を決める。 2024-2025シーズンは残留争いに巻き込まれ、最終節まで21位と1ポイント差の22位と降格圏に沈む。負ければ無条件で降格となる中、アウェイでポーツマスと引き分け。21位のルートン・タウンが敗れたため勝ち点で並び、得失点差で上回るハルが21位となり、劇的な残留を決めた[10]。 タイトル国内タイトル
国際タイトル
過去の成績
欧州の成績
現所属メンバー
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。 ローン移籍
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
歴代監督
歴代所属選手→詳細は「Category:ハル・シティAFCの選手」を参照
脚注
外部リンク
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