トレバー・イメルマン
トレバー・イメルマン(Trevor Immelman, 1979年12月16日 - )は、南アフリカ・ケープタウンパールバレー出身のプロゴルファー。2008年のマスターズ・トーナメント優勝者になった選手である。これまでにアメリカPGAツアーで2008年マスターズを含む2勝、国際試合で6勝を挙げており、2003年のEMCワールドカップでロリー・サバティーニと組んだ優勝もある。 父親のヨハン・イメルマンは、南アフリカを拠点にするゴルフツアー組織「サンシャイン・ツアー」の理事を務めている。トレバーは9歳年上の兄の後を追うようにして、5歳からゴルフを始め、12歳でスクラッチ・プレーヤー(ゴルフ用語:ハンデキャップ0の選手)になる技量を身につけた。13歳から17歳まで「アフリカ・ジュニアゴルフ協会」のツアーを回り、1999年1月1日に19歳でプロ入りする。2000年にサンシャイン・ツアーの「ボーダコム・プレーヤーズ選手権」でプロ初優勝。3年後の2003年、イメルマンは当時世界ゴルフ選手権シリーズに組み入れられていた「EMCワールドカップ」でロリー・サバティーニとコンビを組み、南アフリカ・チームに2年ぶり5度目の優勝をもたらした。 ワールドカップ優勝に先立つ頃から、イメルマンは欧州PGAツアーで成績を伸ばし始め、2003年と2004年の「南アフリカ航空オープン」で2連覇を達成した。2004年にはヨーロッパツアーの高額賞金大会「ドイツ銀行SAPオープン」でも優勝する。2003年から2005年まで、彼はヨーロッパツアーとアメリカツアーに掛け持ち参戦をしていたが、2006年からアメリカツアーに活動の場を移し、同年7月の「シアリス・ウエスタン・オープン」でアメリカ初優勝を遂げた。しかし2007年は体調不良に苦しみ、12月初頭の「南アフリカ航空オープン」を第1ラウンドだけで棄権する。右肋骨に損傷が見つかり、横隔膜にできた良性腫瘍の摘出手術を受けた。[1] 2008年のマスターズ・トーナメントで、トレバー・イメルマンは初日からトップに立ち、最後まで1度も首位を譲らない「完全優勝」でメジャー大会初優勝を決めた。4日間の通算スコアは -8 アンダーパー(68+68+69+75=280ストローク)であった。南アフリカ出身の選手によるマスターズ優勝は、ゲーリー・プレーヤー以来2人目の快挙となる。プレーヤーは1961年・1974年・1978年にマスターズで3勝を挙げた往年の名選手であり、イメルマンは南アフリカ人選手として30年ぶりのマスターズ優勝を達成した。 プロ優勝 (11)PGAツアー (2)
ヨーロピアンツアー (4)
1 サンシャインツアーとの共催 サンシャインツアー (5)
1 ヨーロピアンツアーとの共催 Web.comツアー優勝 (1)
チャレンジツアー (1)
その他優勝 (1)
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia