トリストン・マッケンジー
トリストン・アンドリュー・マッケンジー(Triston Andrew McKenzie, 1997年8月2日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのクリーブランド・ガーディアンズ所属。 経歴2015年のMLBドラフト1巡目戦力均衡ラウンドA(全体42位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビュー。4試合(先発3試合)に登板して1勝1敗、防御率0.75、17奪三振を記録した。 2016年はA-級マホーニングバレー・スクラッパーズとA級レイクカウンティ・キャプテンズに所属し、2球団合計で15試合に先発登板して6勝5敗、防御率1.62、102奪三振を記録した。 2017年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツに所属し、25試合に先発登板して12勝6敗、防御率3.46、186奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜として選出された[2]。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは23位、インディアンスの組織内では2位にランクインした[3][4]。シーズンではAA級アクロン・ラバーダックスに所属し、16試合に先発登板して7勝4敗、防御率2.68、87奪三振を記録した。 2019年は広背筋を痛めて全休した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[5]。 2020年8月22日にメジャー初昇格を果たし、メジャーデビューとなった同日のデトロイト・タイガース戦では先発して6回を1失点、10奪三振で初登板初勝利を挙げた[6]。この年は8試合(先発6試合)に登板して2勝1敗、防御率3.24、42奪三振を記録した。ニューヨーク・ヤンキースとのワイルドカードシリーズでポストシーズン初登板を果たしたが、第2戦の6回表から登板し、2失点を喫して、シーズン終了となった[7]。 2021年5月31日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、球団新記録でリーグタイ記録となる8者連続奪三振を記録した[8]。8月15日のデトロイト・タイガース戦では8回途中まで完全試合を続けていたが、あと4アウトまで迫ったところで安打を許した[9]。この年は25試合(24先発)に登板し、5勝9敗、防御率4.95、136奪三振を記録した。 2022年は初の二ケタ勝利となる11勝(11敗)を記録した。 2023年は開幕を故障者リストで迎えた。6月4日にシーズン初登板を果たした[10]。 投球スタイル
BMIがわずか19しかない長身痩躯の体型から投げ込まれる平均92mph前後の速球が投球の6割以上を占める。変化球は、主にスライダーとカーブを投げる。特にカーブは切れ味、変化量ともに抜群で、野球アナリストのロブ・フリードマンは「打つのは不可能な82マイル(約132キロ)のカーブボール」と絶賛した[11]。チェンジアップが向上すればエース級の器になれると言われている[12][13]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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