トマ・ヴォクレール
トマ・ヴォクレール(Thomas Voeckler、1979年6月22日- )は、フランス・バ=ラン県・シルティカイム出身の自転車競技(ロードレース)選手。日本では英語読みのトーマス・ボエックラーという表記をされたこともあった(『J SPORTS cycle road race』でも2004年までは同表記だった)。 経歴2001年にボンジュール(現:ディレクト・エネルジー)と契約を結び、プロロードレース選手となる。
特徴・エピソードステージレースでのステージ優勝やワンデイレースでの勝利が目立つパンチャータイプの選手である。同チームで同じパンチャータイプの新城幸也は、アシストの仕事も求められることの多いチーム内での立場もあって、逃げにチャンスがあるステージに絞ってエスケープに挑戦するが、ヴォクレールの場合は逃げにノーチャンスと思われるステージでも果敢にエスケープに挑戦するのが特徴の一つ。2009年のジロ・デ・イタリアではブロックハウスへの登山ステージというクライマー圧倒的有利のステージでもエスケープしている。 中間スプリントポイントや平坦ステージでの高低差の低い山岳ポイントなども狙う積極的な走りと独特のキャラクターが親しまれている[1]。 とはいえ単なる目立ちたがり屋というわけではなく、ツール・ド・フランスにおける総合4位(2011年)や山岳賞の獲得(2012年)、数々の区間優勝、マイヨ・ジョーヌの所持歴、その他ビッグレースでの勝利のある実力者である。 出身はフランス本土だが、7歳から17歳までは西インド洋のフランス領マルチニーク島で育ち、17歳でフランス本土にスポーツ留学の形で渡ったという経歴の持ち主である。その為、西インド諸島で広く話されるクレオール語を話すことができる[2]。 脚注
外部リンク
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