ジャパン・フィギュア団体戦
「ジャパン・フィギュア団体戦」(ジャパン・フィギュアだんたいせん)は、2007年から2013年までの毎年1月に開催されていたフィギュアスケートのエキシビションマッチ。東海テレビ放送が企画・制作した。 概要2006年まで、東海テレビはナゴヤドームにおいてプロ野球選手がゲームで競い合う「プロ野球オールスタースーパーバトル」を放送していた。しかし、プロ野球中継の視聴率が低迷したことと、フィギュアスケート人気が高まったことを受け、本大会を設置した[要出典]。 2007年に「nikko am New Year Figure Japan Super Challenge」(ニッコウ・アセットマネジメント・ジャパン・スーパー・チャレンジ)のタイトルでスタート。以来毎年東海テレビ放送が主催して1月初旬に開催されている(長野での開催時には長野放送も主催に加わった)。大会は二部構成で行われ、第一部は主催者に招待された日本選手がエントリーしてエキシビションプログラムにより順位を競うエキシビションマッチを行い、第二部では海外選手がゲストとして順位や採点の対象外でエキシビションプログラムを披露する。ISU公式競技会ではなく、競技内容や採点方法も独自の形態であり、競技会というよりも勝敗のあるアイスショーである。実際、競技と同じプログラムを滑った選手もいる一方で、審査員にスケートで削れた氷を固めて作ったミニ雪ダルマをプレゼントしたり、さまざまな小道具で演出を試みたり、ペットを連れて登場するなど、思い思いに趣向を凝らしてアピールする選手も見られる。 2010年はバンクーバーオリンピックの開催直前時期に当たることから日本スケート連盟の判断で開催を見送ったが、2011年は2年ぶりに開催された。 なお、第1回からスポンサー協賛していた日興アセットマネジメントが2008年でスポンサーを撤退したため、2009年はスポンサー冠なしの「Japan Super Challenge」(ジャパン・スーパー・チャレンジ)にタイトルが変更された。2011年よりイオン化粧品が特別協賛となり、タイトルも「ION Kesho ジャパン・フィギュア団体戦」と改めて開催されている(英文表記は引き続き「Japan Super Challenge」を使用)。 競技内容第1回(2007年)男女別の個人戦で行われた。 出場選手はエキシビションプログラムを行う(競技用プログラムでも可)。各選手の演技が終わるごとにただちに審査を行い、順位は5人の審査員のつけた点数の合計(100点満点)で決定される。審査員はフィギュアスケート経験者3名と非経験者2名がおり、それぞれ持ち点は20点で、経験者は「表現力」「アグレッシブ性」の2項目(各項目10点)、非経験者は「演出効果」「会場との一体感」の2項目(各項目10点)を審査する。
第2回(2008年)2チームによる団体戦で行われ、演技中でない選手もリンク脇の特別席でチームメイトを応援するスタイルをとった。 出場選手はエキシビションプログラムを行う(競技用プログラムでも可)。審査員の採点と観客の投票の合計点で勝利を争った。
第3回(2009年)2009年1月9日、名古屋市の日本ガイシアリーナで開催。 第2回同様、2チームによる団体戦で行われた。途中3回審査タイムがあり、毎回観客の押しボタン(200点)と審査員の採点(100点×3名)の計500点を各チームに振り分ける。3回の審査で計1500点を振り分け、得点の多いチームが勝利。
第4回(2011年)
第3回同様、2チームによる団体戦で行われた。途中3回審査タイムがあり、毎回観客の押しボタン(200点)と審査員の採点(50点×4名)の計400点を各チームに振り分ける。3回の審査で計1200点を振り分け、得点の多いチームが勝利。
第5回(2012年)
第4回同様、2チームによる団体戦で行われた。途中3回審査タイムがあり、毎回観客の押しボタン(200点)と審査員の採点(50点×4名)の計400点を各チームに振り分ける。3回の審査で計1200点を振り分け、得点の多いチームが勝利。
第6回(2013年)
第5回同様、2チームによる団体戦で行われた。途中2回審査タイムがあり、毎回観客の押しボタン(200点)と審査員の採点(50点×4名)の計400点を各チームに振り分ける。2回の審査で計800点を振り分け、得点の多いチームが勝利。
2014年・2015年の放送見送り
2016年以降の現状
テレビ放送についてフジテレビ系列で全国放送される。2009年までは1983年開始の「プロ野球12球団対抗新春リレーマラソン」以来続いた新春のスポーツ中継を引き継ぐ形で放送されてきたが、大会が再開された2011年以降は2月に放送されている。
2010年以降、東海テレビ制作の全国ネット新春特番は本番組に代わり、以下の番組が放送されている。いずれも1月4日に放送された。
なお、2017年の新春特番は放送されない代わりに2016年12月30日(金)23:00-翌31日(土)00:15まで「The世界力〜渡辺謙×錦織圭×松山英樹〜」[17]を東海テレビ制作・フジテレビ系全国ネットで放送した。なお、テレビ大分とテレビ宮崎は同時刻日本テレビ系年末特番(「ニノさんSP 日本ZOUGEN研究所」[18])を同時ネットしている関係でテレビ大分は翌31日(土)16:25-17:40、テレビ宮崎は2017年1月以降に時差送出した。なお、好評につき第2弾を2017年12月30日(土)23:10-翌31日(日)0:25まで「The 世界力2」を放送した[19]。これ以降1月4日の新春特番枠はフジテレビに制作枠を返上することになっている。 しかし、2018年は1月4日(木)13:45-15:00に「勘九郎・七之助の2018年極め付け 座・中村屋」[20][21]を放送した。 「The 世界力2」が好評だったので、さらに同年12月29日(土)23:40-翌30日(日)0:55まで「The世界力3」を放送した[22]。 しかし、テレビ大分は「東野・加藤この歌が聴きたいベストテン」を12月29日(土)23:30-翌30日(日)0:29を同時ネットした関係で別日に時差送出された。また2019年1月4日(金)13:45-15:00に「勘九郎・七之助の極め付け!座・中村屋2」を放送した[23]。 同年年末の12月28日(土)23:40-翌29日(日)0:35はオトナの土ドラ「悪魔の弁護人・御子柴礼司 〜贖罪の奏鳴曲〜」を通常通り放送したため年末特番を見送ったが、2020年1月4日(土)13:30-14:45に「The世界力4」を放送した[24]。テレビ宮崎は「The世界力」シリーズ初めての同時ネットとなる[25]。 2021年は1月4日(月)に「#お正月おじさん」が13:30-14:45に放送された[26]。 なお2022年は1月4日(火)に「エンケンさんとメロメロさん」が13:30-14:45に放送された[27][28]。 2023年以降の1月4日は「LIAR VOICE 〜ホンモノを見極めろ〜」が13:30-14:45に放送されている[29][30][31]。 脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia