サービスロボット

サービスロボット: Service robot)とは汎用的な産業用ロボット以外のロボットを指す。従って一般に「サービスロボット分野」などといった場合、業務用や家庭用娯楽用のものを含めた広義のサービス全般を含む[1][2][注釈 1]

産業用ロボットの役割が、製造業における「人の代替」であるのに対し、サービスロボットは「日常生活支援」である[3][注釈 2]

定義

分類

ロボット技術や製品の研究開発や社会実装の進展により厳密な分類は難しく、特許庁の分類[2]総務省の分類[3]などがある。このうち総務省の分類に従えば、レスキューロボットの様な特殊環境用ロボットは「無人システム」となり、サービスロボットとは別になる(役割も生活支援から作業代行へ変る)が、ここでは併記する。

なおここに示したのは「用途別による分類」(応用技術)であり、ほかにも例えば「ヒューマノイド」や「AIアシスタント」、「検索ロボット」などを含めた「構造による分類」(要素技術)もある。


関連項目

脚注

注釈

  1. ^ https://kikakurui.com/b0/B0134-2015-01.html (番号|用語|定義 )
    2.9|産業用ロボット|自動制御され,再プログラム可能で,多目的なマニピュレータであり,3軸以上でプログラム可能で,1か所に固定して又は移動機能をもって,産業自動化の用途に用いられるロボット。
    2.10|サービスロボット|人又は設備にとって有益な作業を実行するロボット。産業自動化の用途に用いるものを除く
    日本産業規格 JIS B 0134:2015 (ISO 8373:2012) 「ロボット及びロボティックデバイス−用語」(2015年改訂)
  2. ^ サービス業の支援ではない。
  3. ^ URL不明(●用語…定義)
    産業用ロボット主に製造業などの工場で、自動化や作業の効率化のために使用される。(例)垂直多関節ロボット・パラレルロボット
    サービスロボット主に一般家庭や、商業施設での人間の動作へのサポートやサービスの提供に使用される。(例)配膳ロボット等
    ●協働…協働運転協働ロボットをまとめた概念として“協働”と定義されている。※今回の改正で新たに追加された用語
    ロボット言語…ロボットを動かすためのプログラミング言語
    日本産業規格 JIS B 0134:2024「ロボティクス-用語」(2024年10月改正)
  4. ^ a b 一部のリハビリテーション支援ロボットは介護ロボット・医療ロボットの両方に該当する場合がある。

出典

  1. ^ JIS B 0187:2005(サービスロボット−用語)”. kikakurui.com. 2025年4月30日閲覧。
  2. ^ a b 2013年度(平成25年度) 特許出願技術動向調査報告書(概要)ロボット”. 特許庁. 2017年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月25日閲覧。
  3. ^ a b ロボットの定義とパートナーロボット(2015年度(平成27年度))”. 総務省. 2025年4月25日閲覧。
  4. ^ 【JIS改正】ロボティクス-用語 2024/11/18”. 産経新聞. 2025年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  5. ^ 知ってた?JIS改正でロボット関連の用語がアップデート 2025.01.29”. RoboStep. 2025年4月30日閲覧。

外部リンク

 

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