サブスティテュート〜ザ・ソングス・オブ・ザ・フー
『サブスティテュート〜ザ・ソングス・オブ・ザ・フー』(Substitute: The Songs of the Who)は、2001年に発売されたザ・フーのトリビュート・アルバム。ピート・タウンゼント公認のアルバムで、エグゼクティヴ・プロデューサーは、長年ザ・フーのライヴのサウンド・エンジニアを務めてきたボブ・プリデンである[2]。主にイギリスのアーティストが中心だが、パール・ジャム、ファストボール、フィッシュ、シェリル・クロウといったアメリカのアーティストも参加した。 背景プリデンによれば、まずキャストによる「ザ・シーカー」のカヴァーを録音し、それを自分の家族に聴かせた際に、プリデンの娘がザ・フーのカヴァー集を提案したという[3]。キャストの「ザ・シーカー」とポール・ウェラーの「ザ・サークルズ」は、ジョン・エントウィッスル所有のハマーヘッド・スタジオでレコーディングされ、オーシャン・カラー・シーンの「エニウェイ、エニハウ、エニホエア」も、同スタジオでオーバー・ダビングが行われた[4]。 フィッシュによる「5時15分」のカヴァーは新録音ではなく、1995年10月31日のライヴ音源が使用された[4][5]。また、「恋のピンチ・ヒッター」は、2000年11月27日に行われたザ・フーのロイヤル・アルバート・ホール公演におけるライヴ録音で[4][5]、ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズがゲスト参加している。ステレオフォニックスによる「フー・アー・ユー」には、ノエル・ギャラガーがバッキング・ボーカルでゲスト参加した[4][5]。 評価Dan LeRoyはオールミュージックにおいて5点満点中1.5点を付け、シェリル・クロウ、ポール・ウェラー、キャストを好意的に評価する一方、デヴィッド・ボウイ、ファストボール、フィッシュ、パール・ジャム、そしてザ・フーの演奏を批判した[1]。一方、デイヴ・シンプソンは『ガーディアン』紙のレビューにおいて5点満点中3点を付け「どのグルーヴからも愛情と敬意が聴き取れる」「最も興味深いのは、参加アーティスト達が、今まで隠していた深みを披露している点だ」と評している[6]。 収録曲
脚注・出典
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