サッカーCIS代表
サッカーCIS代表(サッカーシーアイエスだいひょう、ロシア語: Сборная СНГ по футболу)は、独立国家共同体(略称:CIS)におけるサッカーのナショナルチームである。ソビエト連邦崩壊後、1992年に存在した。 概要バルト三国(ラトビア,リトアニア,エストニア)を除く旧ソビエト連邦の構成国が参加した臨時編成チームである。ソビエト連邦サッカー連盟が1992年1月1日に解散したため、1月11日に独立国家共同体サッカー連盟が結成され、2日後の1月13日にFIFAに加盟した。 1992年当時は旧ソビエト連邦構成12国のうちグルジアSSRを前身とするジョージアがCISに加盟していなかった(翌1993年に加盟、2009年に脱退する)が、同国からもカハベル・チャターゼが選出されている。そのため、同年のアルベールビルオリンピックとバルセロナオリンピックで臨時に編成されたEUN(フランス語で「統一チーム」を表す"Équipe Unifiée"から命名されたIOCコード)と同様、厳密には「CIS代表」とは言えないがこの代表チームでは政治的枠組みと無関係にサッカー連盟の名称をそのまま採った「CIS」が使用されていた。アンセムはソビエト連邦の国歌が使えないため、ベートーヴェンの交響曲第9番が代わりに使用された。 前身のソビエト連邦代表だった時期に、UEFA EURO '92予選を勝ち抜き本大会に出場する事になったため、UEFA EURO '92はCIS代表として出場した。CIS代表は既に8月を以てロシア代表に編入される事が決まっていたため、CIS代表として出場した国際大会はこれが最初で最後となった。初戦のドイツ戦ではイーゴリ・ドブロヴォリスキーのゴールで1-1の引き分け、続くオランダ戦は0-0のスコアレスドロー、そして決勝トーナメントをかけたスコットランド戦(1992年6月18日)では0-3と完敗し、約半年の歴史に幕を下ろした。 UEFA EURO '92代表メンバー年齢は、1992年6月10日、UEFA EURO '92開幕時点。
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