ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユーII
「ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユーII」 (God Gave Rock 'N' Roll to You II) は、アメリカのハードロックバンド、キッスによる楽曲。1991年のシングルとして最初にリリースされ、映画『ビルとテッドの地獄旅行』のサウンドトラックとなり、後にキッスの1992年のアルバム『リヴェンジ』に収録された。この曲は、アージェントの1973年の曲『ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユー』を再制作したもので、クレジットは、ラス・バラード、ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ボブ・エズリンとなっている。クリスチャン・ロックバンドのペトラが最初にこの曲のカバーを1977年のアルバム『Come and Join Us』でリリースし、1984年にはアルバム『Beat the System』で多少アップグレードしたものを再リリースし、映画からのバージョンのように、多くのサウンドがある。 ラインナップこの曲は、1991年に死去する前、長い間ドラマーを務めたエリック・カーが加わった最後のキッスの曲である。彼の病気が非常に重かったため、曲中のドラムを演奏することはできなかったが、「...to everyone, he gave his song to be sung」と繰り返しをア・カペラで歌う部分にコーラスとして参加し、この曲のためのビデオでは、ドラムを叩くパフォーマンスをした。 また、このシングルは、ジーン・シモンズとポール・スタンレーが、1981年の『〜エルダー〜 魔界大決戦』収録の『エルダーの戦士』以来初めてリードヴォーカルを共有している。 ビデオビデオは、1991年7月に、カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影され、Mark Rezykaによって監督された[1]。ビデオでは、キッス全盛期時代のメイクを施したジーンとポールのフラッシュバックと共に室内で行われるバンド演奏が特徴的である。彼は、3年半の間、ビデオの中でエリックが目立つクリップはなかった。『Kissology Volume Two: 1978-1991』のVH1クラシックの特別放送で、ジーン・シモンズは、「この曲は、単なるサウンドトラックのためのカバーソングではなく、エリック・カーの遺作で、多くの人はこれを理解していないと思う」と述べた。 チャートこの曲は、トップテン入りを果たしたイギリスやドイツを含む、世界の多くの場所で、バンドにとって大きなヒットとなった[2]。ビルボードのホット・メインストリーム・ロックトラックスチャートでは、アメリカで21位に達し[3]、ビデオは、テレビの音楽チャンネルで何度も流された。 バージョン『ビルとテッドの地獄旅行』のサウンドトラックのシングルとしてリリースされたバージョンは、映画で流れるものと僅かに異なっている[4]。映画では、40秒間のギターソロを、スティーヴ・ヴァイが演奏する[5]。アルバム『The Elusive Light and Sound』では、『ファイナル・ソロ』というタイトルで、後に収録された。その結果、多くのファンカットミックスが、5分26秒の長さの映画で演奏されたバージョンを再現するため、2つの曲を組み合わせていることが分かる。 担当
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