グレタ・チェッケッティ
グレタ・チェッケッティ(Greta Cecchetti、1989年3月24日 - )は、イタリア・ロンバルディア州ボッラーテ出身の女子ソフトボール選手(投手)。元SGホールディングスギャラクシースターズ所属。ソフトボールイタリア代表。JDリーグにおける登録名はグレータ・チェッケッティ。 経歴ソフトボールをしていた叔母の影響で、7歳でソフトボールを始める[1]。 2004年に国内リーグ・セリエA1のボッラーテに入団。2005年には6勝を挙げリーグ優勝に貢献。以降、同チームで長くプレーした。 高校卒業後はアメリカ・フロリダ州のポーク州立大学(ポークステート・イーグルス)に進学し、先発投手として活躍した[2]。3年次からはテキサスA&M大学コーパスクリスティ校(テキサスA&Mコーパスクリスティ・アイランダーズ)に転籍し[3]、イタリアで生まれ育ったソフトボール選手として初めてNCAAディビジョンIでプレーした選手となった[4]。 2006年[注 1]にイタリア代表に初招集。2007年、オランダのエンスヘデで開催された世界ジュニア選手権に出場。その後はイタリア代表のエースとして、2012年から2018年にかけて4大会連続で世界選手権(現ワールドカップ)に出場した。 ヨーロッパ選手権では4個の金メダル(2007年・2015年・2019年・2021年)を獲得している。 2021年に開催された東京オリンピックにも出場。第1戦のアメリカ戦[5]、第2戦のオーストラリア戦[6]、第4戦のメキシコ戦[7]、第5戦のカナダ戦[8]で先発を任されたが、いずれも敗戦投手となりイタリア代表はグループステージで敗退した[注 2][9]。 2022年、JDリーグ創設と同時にSGホールディングスギャラクシースターズに入団[10][11]。初年度はカーヤ・パーナビーとの2枚エースとして14試合に登板。6勝3敗・防御率2.14・奪三振31の成績を残し、チームのプレーオフ進出に貢献した。2023年は10試合に登板し、4勝3敗・防御率3.14・奪三振25の成績を残したが、6月のシーズン前半戦終了をもって退団した。 SGホールディングスギャラクシースターズ退団直後の2023年8月の欧州カップウィナーズカップに、レアヴェンドルス・カロンノの補強選手として出場[注 3]。キューバ代表のジリアン・トルネスとの2枚エースとして7試合中5試合に登板し、チームの準優勝に貢献した[12]。この時のチームメイトには、他に元日本代表の江口未来子、ベネズエラ代表のユルビー・アリカルトなどがいた[13][14]。 2022年からアスリーツ・アンリミテッドにも参戦している[4][11]。 選手としての特徴ムービングボールを得意としている[1]。2023年4月に野球YouTubeチャンネル『トクサンTV』がSGホールディングスギャラクシースターズを訪問した際には、長身から繰り出すスピードボールが持ち味と紹介され、キャッチャーを座らせて、ドロップ、カーブ、ライズボール、チェンジアップを披露した[15]。 人物・エピソードエリカ・ピアンカステッリと共に、イタリア人として初めて日本のソフトボールリーグ(日本リーグ/JDリーグ)でプレーした選手[4]。エリカ・ピアンカステッリとはイタリア代表やSGホールディングスギャラクシースターズなどで10年近くにわたり共にプレーしている。 背番号18に愛着を持っているが、SGホールディングスギャラクシースターズでは三原千空が着用していたため「81」を選んだ[1]。 子供の頃からオリンピックに出場することと海外でプレーすることを夢に抱いており、ともに実現させた。尊敬するアスリートとして、元プロテニス選手のロジャー・フェデラーの名前をあげている[1]。 妹のラーラ・チェッケッティ(Lara)、従妹のエリーザ・チェッケッティ(Elisa)もソフトボール選手で、イタリア代表やボッラーテで共にプレーしている。 詳細情報背番号
脚注注釈出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia