ガンランナー
ガンランナー(英:Gun Runner[1])は、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2018年のペガサスワールドカップ、2017年のブリーダーズカップ・クラシックなどG1を6勝。2017年のエクリプス賞年度代表馬[4]。現役時代の主戦騎手はフローレン・ジェルー。2024年、アメリカ競馬殿堂入り。 戦績2歳(2015年)2歳9月にデビュー勝ちし、2歳シーズンを3戦2勝で終える[3]。 3歳(2016年)3歳初戦のG2リズンスターステークスで1着となり、初の重賞勝ちを収める。ルイジアナダービー1着を挟んで迎えたケンタッキーダービーではナイキストの3着に入った。しかし、この年はトラヴァーズステークスでアロゲートの3着、ブリーダーズカップ・ダートマイルではタマークズの2着など、大レースでは善戦止まりの競馬が続いていた。シーズン最終戦となる11月25日のクラークハンデキャップで待望のG1初制覇を果たした[3]。 4歳(2017年)古馬となり、素質が完全に開花する。ドバイワールドカップは軽快に逃げてそのまま直線に向いたが、スタートで他馬に挟まれて後方からの競馬になったアロゲートが4コーナーから猛然と差を詰めてあっという間にガンランナーもアロゲートに交わされて2着に敗れたが、帰国後は6月のスティーブンフォスターハンデキャップ、ホイットニーステークス、ウッドワードステークスと圧倒的な強さでG1を連勝。迎えたブリーダーズカップ・クラシックはアロゲートに次ぐ2番人気で出走した。レースは好スタートから先手を取り、4コーナーではアロゲートが後方で伸びあぐねる中でガンランナーはパシフィッククラシック勝ち馬コレクテッドやトラヴァーズステークス勝ち馬ウエストコーストらの追い上げを振り切り、G1・4連勝を飾った[5]。この活躍により、同年のエクリプス賞年度代表馬に選出された[6]。 5歳(2018年)ラストランとして1月27日のペガサスワールドカップに出走。好スタートから2番手に付け、4コーナー手前で先頭に立つと2着のウエストコースト(West Coast)に2馬身半差をつけて先頭でゴールし、有終の美を飾った。3着のガンネヴェラ(Gunnevera)には2着から10馬身3/4差がついていた[7]。 競走成績以下の内容は、EQUIBASEの情報[3] に基づく。
種牡馬時代引退後はケンタッキー州のスリーチムニーズファームで種牡馬入り。初年度の種付け料は7万ドルに設定された[7]。 2021年5月9日チャーチルダウンズ競馬場でレッドランが産駒の初勝利を挙げ[8]、8月7日にデルマー競馬場のG2・ベストパルステークスでパッパキャップが産駒の重賞初勝利を挙げた[9]。日本では2021年6月20日札幌競馬5Rでグランアプロウソが1着となり、国内初勝利を挙げた[10][11]。 2021年終了時には過去3年連続でその座に就いていたイントゥミスチーフを破り、初年度産駒にして初の2歳種牡馬リーディングに輝いた[12]。また、初年度産駒の2歳時獲得賞金が400万ドルとなり、アンクルモーの記録(367万ドル)を大きく塗り替えた[12]。 主な産駒
血統表
出典
外部リンク
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