オパールカップ

オパールカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
第1回施行日 2000年10月15日
2024年の情報
距離 ダート1600m
格付け M2
賞金 1着賞金500万円
出走条件 サラブレッド系3歳、地方競馬全国交流
負担重量 定量(56kg、牝馬2kg減)
出典 [1]
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オパールカップ岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する地方競馬重賞(M2)競走平地競走)である。競走名のオパール10月誕生石。正式名称は「ホテルメトロポリタン盛岡杯 オパールカップ」。

概要

コースを有する盛岡競馬場で行われる3歳馬による重賞競走。2000年に創設され、第1回は2頭の同着優勝で幕を開いた。距離は当初は芝1600mで、翌2001年に芝1700mに延長されて現在に至る。なお、2020年と2024年は、走路状況悪化のためダート1600mでの施行となった。

施行時期は創設当初は10月だったが、2001年と2002年は11月に施行され、2003年に8月に移行、2005年からは7月に行われている。

2007年のみ、盛岡さんさ踊り30周年記念杯の副称が付いて施行された。2008年岩手朝日テレビから優勝杯の提供を受け、「IAT杯 オパールカップ」に名称変更された。レース名称は2016年から2019年まで「つぼ八杯 オパールカップ」、2020年は「オパールカップ」、2021年は「東北フローズン杯 オパールカップ」、2022年は「蹄声会会長杯 オパールカップ」、2023年は「天真堂杯 オパールカップ」であった。

出走条件は当初は東北地区交流、2002年は東日本と九州地区交流、2003年から地方競馬全国交流となっている。

2003年から中央競馬菊花賞ステップ競走へのブロック代表馬選定競走としても施行されており、1着馬はセントライト記念神戸新聞杯に出走可能となる。

2008年からスタリオンシリーズ競走に指定されている。

2023年までは岩手県知事杯OROカップのトライアルであったが、2024年はともに5回盛岡開催での施行となりトライアルではなくなっている。

条件・賞金等(2024年)

出走条件
サラブレッド系3歳、地方全国交流。
負担重量
定量、56kg、牝馬2kg減。
賞金等
1着500万円、2着175万円、3着100万円、4着65万円、5着35万円、着外手当2万5000円[1]
副賞
ホテルメトロポリタン盛岡賞、JBC協会賞、開催執務委員長賞。
HITスタリオンシリーズに指定されており、エポカドーロの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

歴史

  • 2000年
    • 盛岡競馬場の芝1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)の東北地区(岩手・上山・新潟所属馬)交流の重賞競走「オパールカップ」として創設。
    • 岩手のマイダイナマイトとメイセイオペレッタが同着優勝。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳の岩手・上山・新潟所属馬」から「サラブレッド系3歳の岩手・上山・新潟所属馬」に変更。
    • 施行時期を10月から11月に変更。
    • 施行距離を現在の芝1700mに変更。
  • 2002年 - この年のみ、東日本・九州地区交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系3歳の北海道・岩手・上山・北関東・南関東・九州所属馬」に変更。
  • 2003年
    • この年から地方競馬全国交流競走として施行、出走条件を「サラブレッド系3歳の地方所属馬」に変更。
    • 施行時期を11月から8月に変更。
    • 1着馬に菊花賞トライアルの出走権が付与される様になる。
  • 2005年 - 施行時期を8月から7月に変更。
  • 2007年
  • 2008年
    • 岩手朝日テレビから優勝杯の提供を受け、名称を「IAT杯 オパールカップ」に変更。
    • スタリオンシリーズ競走に指定。
    • 大井のカクテルラウンジが他地区の地方所属馬として史上初の優勝。
  • 2013年 - 岩手の山本政聡が騎手として2人目の連覇。
  • 2016年
    • 名称を「つぼ八杯 オパールカップ」に変更。
    • 岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M2に格付けされる。
  • 2020年
    • 名称を「オパールカップ」に変更。
    • 芝コースの走路状況悪化によりダート1600mに変更して施行[2]
  • 2021年 - 名称を「東北フローズン杯 オパールカップ」に変更。
  • 2022年 - 名称を「蹄声会会長杯 オパールカップ」に変更。
  • 2023年 - 名称を「天真堂杯 オパールカップ」に変更。
  • 2024年
    • 名称を「ホテルメトロポリタン盛岡杯 オパールカップ」に変更。
    • 芝コースの走路状況悪化によりダート1600mに変更して施行[3]

歴代優勝馬

回数 施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2000年10月15日 芝1600m マイダイナマイト 牝3 水沢 1:37.2
同着
小林俊彦 佐々木修一 佐藤良二
メイセイオペレッタ 牝3 水沢 草地保隆 千葉四美 (有)明正商事
第2回 2001年11月4日 芝1700m セイントリーフ 牝3 水沢 1:47.1 阿部英俊 鈴木七郎 内海正章
第3回 2002年11月4日 芝1700m アパルダー 牡3 水沢 1:46.9 村上忍 村上昌幸 橋本哲三
第4回 2003年8月16日 芝1700m コレクションボス 牡3 水沢 1:46.6 西康志 佐藤雅彦 新居田剛芳
第5回 2004年8月14日 芝1700m エスエヌハヤテ 牡3 水沢 1:45.4 板垣吉則 千葉博 西舘榮
第6回 2005年7月24日 芝1700m コスモジェントル 牡3 水沢 1:47.0 村松学 小野寺三男 原島直樹
第7回 2006年7月23日 芝1700m ブラックショコラ 牡3 水沢 1:46.7 菅原勲 千葉博 太田廣司
第8回 2007年7月22日 芝1700m ボスアミーゴ 牡3 水沢 1:45.7 菅原勲 鈴木七郎 千葉浩
第9回 2008年7月13日 芝1700m カクテルラウンジ 牝3 大井 1:46.1 吉田稔 村上頼章 吉田照哉
第10回 2009年7月12日 芝1700m エイブルインレース 牝3 大井 1:46.2 戸崎圭太 栗田裕光 吉田照哉
第11回 2010年7月11日 芝1700m リュウノボーイ 牡3 船橋 1:45.2 菅原勲 齊藤敏 蓑島竜一
第12回 2011年7月10日 芝1700m スタープロフィット 牡3 北海道 1:45.4 服部茂史 角川秀樹 吉田照哉
第13回 2012年7月15日 芝1700m コスモワイルド 牡3 川崎 1:46.3 山本政聡 河津裕昭 (有)ビッグレッドファーム
第14回 2013年7月14日 芝1700m ハカタドンタク 牡3 水沢 1:46.1 山本政聡 板垣吉則 小林祥晃
第15回 2014年7月13日 芝1700m ライズライン 牡3 水沢 1:46.4 村上忍 千葉幸喜 大久保和夫
第16回 2015年7月12日 芝1700m ロゾヴァドリナ 牝3 大井 1:46.4 矢野貴之 森下淳平 吉田照哉
第17回 2016年7月10日 芝1700m サンエイゴールド 牡3 水沢 1:46.1 山本聡哉 瀬戸幸一 鈴木雅俊
第18回 2017年7月9日 芝1700m ブラックロード 牡3 水沢 1:46.8 阿部英俊 佐々木由則 欠畑圭一
第19回 2018年7月8日 芝1700m スタークニナガ 牡3 北海道 1:47.2 瀧川寿希也 田中正二 須田靖之
第20回 2019年7月7日 芝1700m マツリダレーベン 牡3 水沢 1:46.7 村上忍 菅原勲 高橋福三郎
第21回 2020年7月12日 1600m
[注 1]
エイシンハルニレ 牡3 水沢 1:37.2 山本聡哉 畠山信一 吉田勝利
第22回 2021年7月11日 芝1700m キヨラ 牝3 水沢 1:46.6 高橋悠里 板垣吉則 (同)三度屋
第23回 2022年7月10日 芝1700m ウン 牡3 川崎 1:43.6R 本田正重 河津裕昭 岡田美佐子
第24回 2023年7月9日 芝1700m ラビュリントス 牝3 川崎 1:45.6 本田正重 内田勝義 (有)キャロットファーム
第25回 2024年7月30日 ダ1600m ベルベストランナー 牡3 水沢 1:39.9 高橋悠里 千葉幸喜 宮崎俊也
  • 2000年以前の優勝馬の馬齢も現表記を用いる。
  • Rはコースレコードを示す。

脚注・出典

注釈

  1. ^ 2020年は盛岡芝コースの走路状況悪化によりダートコースに変更した上で施行距離も短縮して実施[2]

出典

各回競走結果の出典