アルテム・ドフビク
アルテム・ドフビク(Artem Dovbyk, 1997年6月21日 - )は、ウクライナ・チェルカースィ出身のプロサッカー選手。セリエA・ASローマ所属。ウクライナ代表。ポジションはFW。 クラブ経歴地元クラブであるFCチェルカースィ・ドニプロの下部組織出身[1]。2014年7月26日、FCスカラ・ストルイ戦でプロデビューを果たした[2]。8月16日、FCクリスタル・ヘルソン戦でプロ初ゴールを挙げ、17歳55日でのゴールはクラブ史上最年少記録となった[3]。10月12日、FCアルセナル・ビラ・ツェルクヴァ戦で初のハットトリックを達成し5-0での勝利に貢献した[4]。2014-15シーズンは、7得点を記録し、チームの3部リーグでの優勝に貢献した。 2015年夏、FCドニプロに移籍。2016年4月、モルドバのFCザリア・バルツィに3ヶ月間のレンタルで移籍し[5]、クパ・モルドヴェイで優勝した。2016年5月31日に一旦ドニプロとの契約を満了したが、8月に再契約を結んだ[5]。2016-17シーズンは6ゴールを挙げ、リーグの最優秀若手選手賞を受賞した。ドニプロが負債を抱えて2部に降格した際に、ドフビクはチームに残留した。2部リーグでは13試合で12ゴールを挙げて、海外クラブからの関心を集めた。 2018年1月、FCミッティランにフリーで加入[6]。2018年にリーグ優勝を果たし、2019年にはカップ戦でも優勝した。2019年9月2日、スナユスケ・フッボルトに期限付き移籍[7]。スナユスケでもカップ戦で優勝を果たした。 出場機会を求めて、2020年7月に、前のシーズンにウクライナ・プレミアリーグに昇格したばかりのSKドニプロ-1に移籍した[8]。リーグ戦での成績は期待されていたほどではなかったが、ウクライナ・カップでは3試合で4ゴールを挙げて得点ランキングで上位に入った。2021-22シーズンが、ロシアのウクライナ侵攻により中止されると、コンディションを維持するために残りのシーズンをチャリティーマッチを行っていたディナモ・キエフで一時的にプレーした。2022-23シーズンは、ゾリャ・ルハーンシク戦とコロス・コヴァリフカ戦の2試合でハットトリックを達成し、同じシーズンに2度ハットトリックを達成したリーグ史上10人目の選手となった[9]。リーグ戦では24ゴールを挙げて得点王となった[10]。 2023年8月6日、スペインのジローナFCへ移籍し、5年契約を結んだ[11][12]。移籍金は700万ユーロと報じられ、クラブ史上最高額の移籍金と報じられた[13]。2023-24シーズン、レアル・ソシエダとの開幕節での対戦で初得点を記録[14][15]。2023年12月、FCバルセロナ戦を含むリーグ戦4試合で4得点を挙げ、チームの3勝1分に貢献した。この活躍が評価され、ラ・リーガの12月度の月間最優秀選手賞を受賞した[16]。2024年1月21日、セビージャFC戦では6分間で3ゴールを挙げてハットトリックを達成した[17][18]。5月4日、FCバルセロナ戦でシーズン20ゴール目となるゴールとアシストを記録して4-2での勝利に貢献し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得を果たした[19]。5月25日、グラナダCF戦ではシーズン2度目のハットトリックを達成した[20]。リーグ戦で24得点を記録して、得点王となった[21]。 2024年8月2日、ASローマに移籍した[22][23]。8月18日、セリエA開幕戦のカリアリ戦に先発出場し、移籍後初出場を果たした[24]。9月15日、ジェノア戦で移籍後初ゴールを挙げた[25]。9月22日、ウディネーゼ戦で、2試合連続となるゴールを挙げて勝利に貢献した[26]。9月26日、UEFAヨーロッパリーグのアスレティック・ビルバオ戦で公式戦3試合連続となるゴールを挙げた[27]。10月25日、ヨーロッパリーグのディナモ・キーウ戦でPKから決勝点となる先制ゴールを挙げて、チームのこのシーズンのEL初勝利に貢献した[28]。 代表経歴2016年9月5日、2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のアイスランド代表戦で代表初招集を受けた[29]。 2021年3月31日、2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のカザフスタン代表戦でウクライナ代表デビューを飾った[30]。 2021年6月、UEFA EURO 2020参加メンバーに選出された。同月29日に開催されたラウンド16・スウェーデン代表戦で大会初出場を果たすと、120+1分に決勝ゴールとなる代表初ゴールを決め、チームのベスト8進出に貢献した[31]。 個人成績代表
タイトルクラブチェルカースィ
ザリア・バルツィ
ミッティラン
スナユスケ
個人
脚注
外部リンク
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