アップルタワーズ仙台アップルタワーズ仙台(アップルタワーズせんだい)は、宮城県仙台市若林区五橋におけるアパグループによる再開発地区である。 概要
仙台市都心部南側に位置する五橋地区において、日本たばこ産業仙台支店跡地に建設された、ホテル1棟・マンション3棟・駐車場棟1棟の計5棟の建物からなるプロジェクトであり、「全邸天然温泉付きホテル&レジデンス」を謳っている。(2016年現在、マンション3棟は温泉施設を共用部から廃止している。) 高速バスの仙台 - 福島線や仙台 - 山形線の増便・運賃値下げ競争に代表される仙台発着の東北地方の陸上交通の再編による仙台市の経済圏の拡大、「アクセス30分構想」や「オムニバスタウン事業」などによる仙台都市圏の交通の利便性向上などを背景に仙台では、2002年度(平成14年度)を景気の底としてIT不況からの回復傾向になっていたところ、2004年(平成16年)のプロ野球再編問題(最終的に東北楽天ゴールデンイーグルスが新規参入)で仙台が注目されるようになり、不動産証券化やJ-REITにより活性化しつつあった[1]東京や外国の資本が仙台に次々流入して「レッドバブル[† 1]」が発生、さらには仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(2008年10月1日~12月31日)に向けた投資が活発化していざなみ景気が仙台に本格的に到来する「仙台プチバブル」と言われる好景気となった。 当プロジェクトは、その「レッドバブル」のさきがけとして知られる。当初は「約500室規模のホテルと約700邸のマンションとなる大規模都市開発に着手する」とプレスリリースで発表されていたため、現在よりも高い高層ビルが建設されると見られた。しかし、「仙台市環境影響評価条例」に基づく環境アセスメントを行うと投資額の早期回収が出来ないため、仙台での他の高層ビル建設でも多く見られる環境アセスメントの必要がない高さでの開発となった。 また、建設中に構造計算書偽造問題がアパグループの物件でも発覚したため[2]、構造計算書や耐震性に問題が無い当プロジェクトまで風評被害を受けることになった。 施設アパヴィラホテル<仙台駅五橋>2006年(平成18年)7月5日着工、2008年(平成20年)2月20日に開業。街区北側に位置する(北緯38度15分18.3秒 東経140度52分56.1秒 / 北緯38.255083度 東経140.882250度)。20階建て、客室数は610室。1階にファミリーマート、2階にレストランを併設する。また、大浴場には敷地地下800mから湧出した温泉を配湯している。 ブローディアタワー2008年(平成20年)10月28日完成。街区の南西に位置する(北緯38度15分15.7秒 東経140度52分55.1秒 / 北緯38.254361度 東経140.881972度)。地上30階建て、288戸の免震高層マンション。1階には共用スペースとして和室・Dolby ATMOSに対応したシアタールームがあるほか、21・22階にはゲストルーム、屋上には緊急救助用のヘリポートがある。 アベリアタワー街区の南東に位置する(北緯38度15分15.3秒 東経140度52分57.4秒 / 北緯38.254250度 東経140.882611度)。地上18階建て、98戸の中層マンション。共用スペースとしてパーティールームがある。延床面積は、16957㎡である。 レジディアタワー街区の中央西側に位置する(北緯38度15分17.5秒 東経140度52分55.6秒 / 北緯38.254861度 東経140.882111度)。地上19階建て、66戸の賃貸マンション。低層部分は機械式駐車場となっている。延床面積は、7032.07㎡である。 ワンダーガレージ街区中央東側に位置する(北緯38度15分16.6秒 東経140度52分57.8秒 / 北緯38.254611度 東経140.882722度)。自走式駐車場棟。5階建て・6層構造となっており、ブローディアタワー・アベリアタワー両マンションのための施設となっている。 沿革
周辺施設周辺地域は、大手ディベロッパーの高層マンションが多数林立している。
アクセス脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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