Tattertools
Tattertools(テト・ツールズ)はサーバー設置型のブログソフトウェア。PHPで構築され、データストアとしてMySQLを利用する。バージョン1.0.2からGPLで配布されている。 歴史0.90〜0.96 (2004年3月〜2005年12月)最初のテト・ツールズはジョンジェフン(정재훈:JHというハンドル・ネームで有名)が一人で作成し、2004年3月に最初版の0.90を公開した。そして同年同月中にまた『0.91を Dance with Firefox』というコードネームで発表し、Firefoxへの支援を強化した。以後、同年5月に『0.92 Step by Step』、9月に『0.93 Take off』、12月に『0.94 Steady Foundation』が発表され、2005年3月には現在のテト・ツールズが持っている機能の基盤になった『0.95 縮地』、8月に『0.96 COUNTDOWN』が発表された。 鄭在訓の一人プロジェクトであったテト・ツールズは0.96から複数の開発者がチームになって開発を始め、0.96は次期バージョンの『1.0 Chorus』(仮)の公開が遅くなるため公開されたバージョンである。そして、同時期に開発者のノ・ジョンソク(노정석)を代表にするTatter&Company(略してTnC)が設立された。 1.0〜現在 (2006年1月〜)TnCは予定より大幅に遅れ1.0RCを2006年1月に、同年2月10日に1.0(通称『正式版』)を発表した。1.0は既存の0.9xにその基盤を置かず、TnCの新開発チームによって新たに開発された。そして、この事実による混乱を遮り、既存の方式を選好するユーザーのために0.96を補完したクラシック(0.97)がテト・ツールズ 1.0と一緒に発表された。以後、クラシックから正式版への移転を手伝うマイグレーターが1.0.2に含まれた。なお、この1.0.2からGPLライセンスで公開を始め、1.0.4まではTnCが独自的で開発・公開していたが、1.0.5からは『Tatter&Friends』(略してTnF)という公開開発者フォーラムとTnCが共に開発を続けている。 現在の最新バージョンは1.1.1であり、1.1.0からバージョン名をつけることになった。1.1.0のバージョン名は『Friends』で、最新の1.1.2のバージョン名は『Animato』。 特徴ゲスト・ブックやRSSリーダーが含まれているのが他のブログ・ツールとの差異点である。0.9x系のテト・ツールズはクラシックから、1.0正式版は最初からUTF-8エンコードを使用、W3C標準勧告の遵守などのことで韓国産の他のブログ・ツールやサービスより進歩的だという評価もある。そして、釜山国際映画祭公式サイト、サーチエンジン'初雪'公式ブログ 、全州国際映画祭サイト などの企業のホームページからの使用等の韓国からは高い認知度を得た。0.9x系(クラシックを含む)での多国語支援は公式的ではなかったが、1.0からは公式で朝鮮語・日本語・英語・簡体中国語を支援している。1.0正式版ではApache HTTP ServerのRewriteモジュールを使うため、ウェブサーバーからRewriteモジュールの支援が要求される。 TnCからはダウムと共にTistory(ティ・ストーリ)という名称のテト・ツールズ基盤のブログ・サービスを提供している。他にも『Eolin Platform』(イオリン)はテト・ツールズ利用者の記事を収集するメタ・サイトとしての役目と集団知によるスパム・ブロックシステム(EAS, Eolin Anti-spam Service)としての役目を果している。 他ブログソフトウェアとの差異点はユーザーのデータをXML形式のファイルとしてバックアップ/復元ができることである。テト・ツールズがGPLライセンスで公開を始めた1.0.2からXML形式バックアップを支援している。添付ファイルもBase64でエンコードされブログの記事と共にバックアップすることができる。ただし、添付ファイルのバックアップはオプションである(バックアップするときに選択できる)。 コード・ネームの由来
Textcubeについて開発発表当時の名前は「S2Project(エス・ツー・プロジェクト)」。 Textcubeはバージョン1.5からのテト・ツールズの新名称である。既存のブログツールとしての「テト・ツールズ」は1.1.3が最終バージョンで、以後のブログツールとしてのテト・ツールズは名称が「Textcube(テキストキューブ)」に変更された。また、これからの「テト・ツールズ」という名前はTextcubeやTiStory、そしてイオリンを総括する「プロジェクト テト・ツールズ(Project Tattertools)」のことを指称する。 TnFからは2007年5月3日にTextcube 1.5 Alpha1を公開し、2007年6月29日にはTextcubeの初Betaを公開した。 公開中の最新Betaは2007年7月13日公開したBeta2である。 ライセンスについてテト・ツールズはバージョン1.0.2からGPLで配布されており、それ以前の1.0系や0.9系ではGPLではない。 0.9xコーアのクラシック(0.97)への支援は公式には中断されている。 日本でのテト・ツールズの位置1.0以降のUTF-8の対応により日本語の利用が可能となったが、日本語のドキュメントが公式サイトも含めて少なく、管理画面など依然日本語化されていない部分もある。 韓国や中国圏での活発なユーザー活動や、高いダウンロード数、高い認知度とは対照的である。 TnC は日本への進出を構想している。 リンク公式サイト
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