TTサーキット・アッセン
![]() TTサーキット・アッセン(TT Circuit Assen)は、オランダのドレンテ州アッセンにあるサーキット。サーキット・ファン・ドレンテ(Circuit van Drenthe)とも呼ばれる。 ロードレース世界選手権(MotoGP)やスーパーバイク世界選手権の開催地のひとつとなっている。 ロードレース世界選手権ではオランダGPのことを一般にダッチTT(Dutch TT)と呼ぶ。ロードレース世界選手権の歴史上、ツーリスト・トロフィー(Tourist Trophy。略称:TT)と呼ばれてきたレースはTTという呼称を使用し続けている[1]。 サーキット近くにある教会のミサのため、長らくMotoGPでは金曜予選、土曜決勝という珍しいタイムスケジュールになっていたが、2016年より土曜予選、日曜決勝へと移行した。ただ土曜決勝を行っていた時期でも、国内最大人気イベントとなるスーパーバイク世界選手権は日曜にレース2を行えていた。 歴史
特徴以前は全長6kmを越え、MotoGP開催サーキットとしては最長のコースであったが、2006年の改修で前半部分が大幅に短縮され、4.555kmの長さのサーキットとなっている。 ターン7からターン8が最長のストレートとなっているが、MotoGPマシンを使っても300km/hに届かない。そのため低速サーキットと誤解される事がある。実際には最高速こそ出ないものの、ターン5以降はタイトターンが少ないことからアベレージスピードが非常に高く、平均速度はMotoGPを開催する全トラック中5位となっている。 メインストレッチ後の前半セクションはターンが連続し抜き所としては難易度が高く、ストレート後の8~9ターンがメインとなるが、ここでブレーキングをミスし、ランオフエリアへはみ出しショートカットペナルティを受けるライダーも珍しくない。 13ターン後のバックストレッチから高速コーナーでスピードを乗せ、最後のシケインで勝負に行くというのももう一つの勝負所。最終ターンからゴールラインまでは距離が短く、シケインの通過順位がそのまま最終順位になりやすいため、一か八かの一発勝負に出るしかないポイントである アッセンは天候の変化が激しい。人々はこれを「ダッチ・ウェザー」(dutch weather)と呼ぶ。このような天候はオランダという国の地理的要因によるものである。オランダは国土が平地なので、上空の雲の移動や気圧の等圧線の移動が容易である。そのため、青空が広がっていたと思ったら、いきなり曇天になり、雹まで降ることがあり、その後また晴天になる、ということがある[2]。 ブエルタ・ア・エスパーニャ2009でもこのダッチ・ウェザーにより、出走順によってレイン・コンディションであったりドライであったりと混乱させられることになった。 1983年当時の特徴
参考文献
脚注関連項目外部リンク
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