Qlair
Qlair(クレア)は、1991年(平成3年)にフジテレビが主催・運営していたタレント育成講座の乙女塾からデビューした、女性アイドルグループ。乙女塾から先行してデビューしたCoCo、ribbonとは違い、各メンバーの3声でハモる「アーティスト路線のグループ」として活動した[1]。グループ名の“Qlair”とはギルバート・オサリバンの「クレア」からインスパイアされたもの[1]。このため、ライブ・イベントのオープニングでは必ずオサリバンの「Clair」が流され終演後には「アローン・アゲイン」が流された。 メンバー
歴史1993年末頃に、8枚目のシングルのレコーディング前にスタッフに呼ばれて、所属レコード会社の幹部や事務所の社長が同席する中で突然活動休止を通告される。更に予定されていた8枚目のシングルのリリースも中止になり、「せめて解散コンサートだけはやりたい」と訴えるも却下される。「活動休止を発表するまではファンに口外してはいけない」と言われていたため、3人は気づかれないように笑顔で頑張っていたということだったが、あるスキー場(ARAIマウンテン&スキーリゾート/後に今井がCMに出演)で行われた最後のラジオの公開放送でMCやスタッフからファンに気づかれないように「お疲れ様」と労いのメッセージを送られた時、3人は本番中に号泣したという[1]。結局、ファンに直接その報告の機会が与えられないまま翌1994年春に活動を休止した[1]。元メンバーの今井は、自分にとって通告されてから活動休止までの約半年間が人生で一番つらい時期で、「最後までファンのみなさんに『ありがとう』が言えなくて、その後もずっと心残りでした」と話している[1]。 2005年秋、ベスト盤「アイドル・ミラクルバイブルシリーズ Qlair Archives」のリリースにあたり、バックトラックまで制作されたところでお蔵入りとなっていた未発表曲「永遠の少年」のヴォーカル録りのために、12年ぶりにメンバー3人が揃ってのレコーディングが行われている。 2008年9月1日、遊佐未森の公式サイトの日記に、夫の外間隆史、Lori Fine(COLDFEET)らと共に井ノ部裕子が登場している。COLDFEETのメンバー、Watusi[注 1]の誕生日・芸能生活30周年・COLDFEET10周年を記念したサプライズパーティーが行われた時の記事である。 2008年9月17日、揚田亜紀、宮前真樹らが切り盛りしている銀座の喫茶店に、今井佐知子が娘の稲垣鈴夏とともに訪れている。揚田・宮前両名のブログに記事が掲載された[4]。 2009年12月5日、フリーアナウンサー・女優の吉田玲奈の結婚披露宴に今井佐知子が出席。披露宴の様子が滝島梓のブログ(12月9日付の記事)で今井と滝島のツーショットとともに掲載されている。 2010年6月、今井佐知子が宮前真樹の渋谷東急東横店内の期間限定のオムライス屋さんMナチュールを訪れる。6月8日、14日の宮前真樹のブログに掲載されている。 2020年1月27日、ベスト・アルバム「Palette」(1993年発売)のアナログ盤がSONY MUSIC SHOP内にて生産限定盤としてリリースされた。 2023年1月15日、池袋Studio Mixaで宮前真樹「50th Birthday Live 2023」が行われ、今井佐知子がイベントに出演しQlairの曲を披露した。 2023年4月3日、井ノ部裕子が『IN:QBE』(イン:キューブ)名義で6曲入りのアルバムをリリースした。 2024年9月1日、今井佐知子がシングル『心からありがとう』をリリース。乙女塾時代から親交のある宮前真樹から新曲を歌って欲しいと提案され、何度か断ったがその度に説得され続け、家族からも背中を押されて引き受けたという。宮前がプロデュースを務め、作曲は田村信二が手掛けた。『心からありがとう』はQlairのファンとメンバー2人への感謝の気持ちを綴り、カップリング曲の『ラストソング』はQlairの曲のタイトルを多く盛り込んで「Qlair愛」を詰め込んだものと今井は話している[1]。 2024年12月1日、吉田亜紀が「アイドルアーカイブス特別版」にゲスト出演[5]。20年以上ぶりのステージとなった。宮前真樹司会の元、Qlairの楽曲について語り、山川恵津子の演奏で「秋の貝殻」を披露した。また、今井佐知子も飛び入り参加している[6]。 音楽シングル
アルバム
VHS
写真集
出演TV
CM脚注注釈
出典
|
Portal di Ensiklopedia Dunia