HP Xpander

HP Xpander

HP Xpander (F1903A)、別名 "Endeavour" は、2002年のヒューレット・パッカードの最新グラフ電卓になるはずだった[1]。しかし、その計画は量産に入る予定だった数か月前の2001年11月に中止された[2]

この電卓はキーボードとペンによるインターフェースの両方を持ち、測定された大きさは 162.6 mm × 88.9 mm × 22.9 mm であり、大きなグレースケールの画面を搭載していた。そして、2本の充電式単三電池で動作した。灰色の筐体と拡張スロットの上にかぶせる半透明の緑色のカバーが付属していた。

OS は Windows CE 3.0 であった。8 MB RAM、16 MB ROM、Geometry(幾何学)アプリケーション、240×320画素のディスプレイ、Hitachi SH3プロセッサー、そして e-lesson を搭載していた。Xpander において明らかに不足しているものの一つは、数式処理システム(CAS)の欠落であった。

Math Xpander

Xpander の中止後、HP は Windows CE 搭載の Pocket PC デバイス上で動作する無償アプリケーションとして、Math Xpander と名付けた Xpander のソフトウェアを配布することを決定した。Xpander のソフトウェア設計に関わった Saltire Software が配布を行った[3][4]

関連項目

出典

  1. ^ HP says calculator-handheld combo doesn't add up”. CNet (2001年2月14日). 2014年4月6日閲覧。
  2. ^ HP Jornada X25”. 2003年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月18日閲覧。
  3. ^ Consulting”. Saltire Software. 2014年4月6日閲覧。
  4. ^ Hewlett-Packard HP Xpander”. rskey.org. 2014年4月6日閲覧。

外部リンク