2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選は、ヨーロッパ地区からアメリカ合衆国、カナダ、メキシコで開催される2026 FIFAワールドカップへの出場国を決めるための予選である。ヨーロッパに対しては16の出場枠が割り当てられている。 出場チーム55の欧州サッカー連盟 (UEFA) 加盟協会のうち、ウクライナへの軍事侵攻によりUEFAと国際サッカー連盟 (FIFA) の大会に無期限出場停止となっているロシア[1]を除いた54の代表チームが出場する。 フォーマット改定されたフォーマットが2023年1月25日にスイスのニヨンで開催されたUEFA執行委員会で承認された。ヨーロッパからの出場枠が13から16に増加したため[2]、2022年大会の予選形式から変更されている。グループステージは4または5チームの12グループで行われ、各グループ1位がワールドカップ出場が決まり、2位はワールドカップ出場またはプレーオフに進出するとされた[3]。 その後の2023年6月28日に、UEFAは予選形式を以下の通り決定したと発表した[4]。
日程日程は以下の通り。5チームのグループ(グループG-L)は2025年3月、4チームのグループ(グループA-F)は2025年9月に開始される[3][5]。
組み合わせ抽選グループステージの組み合わせ抽選は、2024年12月13日12:00 (CET)からスイス・チューリッヒのFIFA本部で行われた[6]。54チームは5つのポット(ポット1からポット4は各12チーム、ポット5は6チーム)に分けられ、抽選により4チームのグループ(グループAからF)と5チームのグループ(グループGからL)が6つずつ計12グループが作られる。2025年3月にUEFAネーションズリーグ2024-25のリーグA準々決勝と昇格/降格プレーオフ(リーグA/B・B/Cプレーオフ)の試合が、6月にネーションズリーグの決勝ラウンドの試合が行われるので、ワールドカップ予選とネーションズリーグが並行して開催される試合スケジュールを可能にするためにポット分けや抽選の手順に条件が加えられた[7]。 2025年9月に開始される4チームのグループのチームは、3月と6月の日程をネーションズリーグの試合に利用することができ、5チームのグループのチームは、2試合分の空き日程をネーションズリーグの試合に利用することができる。そのため、2025年3月のネーションズリーグのリーグA準々決勝と昇格/降格プレーオフに出場するチームは、5チームのグループには1チームのみ含まれ得る(そのチームは、3月に空き日程を利用してネーションズリーグの試合を行う)。また、2025年6月のネーションズリーグの決勝ラウンドに出場するチーム(リーグA準々決勝の勝者)は、4チームのグループに入る必要がある。 これらの条件に対応するためポット分けにおいて、ネーションズリーグのリーグA準々決勝進出8チームは、FIFAランキングに関係なく優先的にポット1に入ることとなった。なお、ネーションズリーグの決勝ラウンド進出チームは、4チームのグループに入る必要があるが、決勝ラウンド進出チームは抽選の時点では未定であるため、準々決勝進出チームは各対戦ペアの勝者・敗者のプレースホルダーで表される。残りのチームは、2024年11月28日発表のFIFAランキングに基づいて各ポットへ振り分けられた。 抽選は、ポット1から始まり、順にポット5まで行われる。4チームのグループはポット1からポット4の各ポットから1チームずつ、5チームのグループはポット1からポット5の各ポットから1チームずつ抽選される。 抽選に当たっては以下の条件が加えられた[7]。
シード順ポット分けは以下のとおり[8]。
抽選結果
グループステージグループステージの試合日程は、抽選結果を受けて2024年12月13日にUEFAによって確定した[9][10][11]。 グループA→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループA」を参照
グループB→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループB」を参照
グループC→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループC」を参照
グループD→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループD」を参照
グループE→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループE」を参照
グループF→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループF」を参照
グループG→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループG」を参照
グループH→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループH」を参照
グループI→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループI」を参照
グループJ→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループJ」を参照
グループK→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループK」を参照
グループL→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループL」を参照
2次予選→詳細は「2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ2次予選」を参照
2次予選(UEFAプレーオフ)は、ネーションズリーグ暫定総合ランキングに基づき、グループ2位以内の12チームと、予選グループの上位2チーム以外で終了したネーションズリーググループ優勝チームのベスト4チームによって争われる。16チームは4つのプレーオフパスに分かれ、各パスには4チームが含まれる。各パスでは、2回のシングルレグの準決勝と1回のシングルレグの決勝が行われる。準決勝では、各パスの対戦カードはシードポットによって決定され、ポット1のチームがポット4のチームを、ポット2のチームがポット3のチームをホームに迎える。各パスの決勝のホストは、2つの準決勝の組み合わせの抽選によって決定される[12]。 ネーションズリーグチーム選抜UEFAネーションズリーグ暫定総合ランキングに基づき、予選グループの上位2チーム以外で終了したネーションズリーググループ優勝チームのうち、最も成績の良い4チームがプレーオフに進出する。ネーションズリーググループ優勝チームが4チーム未満しか選出されなかった場合、残りのスポットは、予選グループの上位2チーム以外で終了したネーションズリーグ暫定総合ランキングの最も成績の良い残りのチームに割り当てられる[12]。 下の表は、UEFAネーションズリーグの暫定総合順位に基づいてチームが選ばれる順番を示している[注釈 5]。
凡例
抽選1次予選(グループステージ)終了後、プレーオフに進出した16チームが4チームずつ4つのパスに振り分けられる。 抽選では、16チームが4チームずつ4つのポットに分けられる。グループ2位の12チームはポット1から3に割り当てられ、シードは2025年11月のFIFAランキングに基づいて決定される。ネーションズリーグで出場権を獲得した4チームは自動的にポット4にシードされる。 構成プレーオフのパスは以下のように構成されている[12]:
準決勝の抽選はポット1から始まり、ポット4で終了する。チームは抽選され、次の番号順に最初の利用可能なプレーオフ準決勝に割り当てられる(禁止されている対戦を考慮)。
決勝開催国を決める抽選はその後すぐに行われ、決勝A、B、C、Dの各大会から準決勝進出チームのうち1チームが開催国チームとして選出される。 政治的な理由により、以下のチーム同士の試合は禁止対戦とみなされ、同じプレーオフの組み合わせには組み込めない:アルメニア対アゼルバイジャン、ベラルーシ対ウクライナ、ジブラルタル対スペイン、コソボ対ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ対セルビア。 シード順準決勝のシードポットは以下のとおり。 2025年11月のFIFAランキングは下記に括弧内に示されており、ポット4のチームにはUEFAネーションズリーグ暫定総合ランキングが添付されている。
脚注注釈
出典
外部リンク |
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