2020年の世界ツーリングカーカップ
2020年の世界ツーリングカーカップは、世界ツーリングカーカップ(WTCR)の3回目のシーズンである。世界ツーリングカー選手権から数えると16回目のシーズンとなる。 2020年の参戦チーム・ドライバーシーズン概要JASモータースポーツとホンダ・レーシングは、2020年シーズンに向けて2019年のドライバーであるアッティラ・タッシ、ティアゴ・モンテイロ、ネストル・ジロラミ、エステバン・グエリエリを維持した。 3月5日、4人のドライバー全員が昨シーズンの2台体制から拡大するミュニッヒ・モータースポーツに所属することが発表された。シリーズのレギュレーションに従い、All-Inkl.de ミュニッヒ・モータースポーツとAll-Inkl.com ミュニッヒ・モータースポーツの二つのチームに分割されるが、どのペアがどちらに所属するかは確認されなかった。6月2日にアッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロがAll-Inkl.de ミュニッヒ・モータースポーツに所属し、ネストル・ジロラミとエステバン・ゲリエーリがAll-Inkl.com ミュニッヒ・モータースポーツに所属することが発表された[7][25][8]。 フォルクスワーゲン・モータースポーツは、ゴルフGTI TCRは引き続きプライベートチームが利用できるものの、すべてのガソリン駆動車によるモータースポーツプログラムとともにゴルフGTI TCRのメーカーサポートを終了すると発表した。この発表は電気自動車によるレースへのブランドの方針の転換に伴う[26]。2019年シーズン中に4台のゴルフGTI TCRを走らせていたセバスチャン・ローブ・レーシングは、2020年1月31日にシリーズから撤退することを発表した[27]。 アウディは2020年のRS3 LMSの後継車を発表しなかった。RS3 LMSは引き続きプライベートチームが使用するが、シリーズでのメーカーサポートは終了する。発表の数日前に、アウディ・スポーツチーム・レオパード・レーシングとして参戦するW・レーシングチームは、GTレースおよびドイツツーリングカー選手権に集中するために、2019年シーズン後にシリーズから撤退することを発表した[28][29]。 トム・コロネルはコムトゥユー・レーシングにとどまるが、クプラ・レオン TCRからアウディ・RS3 LMS TCRにスイッチする。ナタナエル・ベルトンはコムトゥユー・レーシングからシリーズに復帰する[14][13]。 シアン・レーシングは今シーズン、4台のLynk&Co 03 TCRを走らせることを発表した。3月26日、ヤン・エアラッシとイヴァン・ミュラーがシアン・レーシング Lynk & Coのドライバーとして確認された[30][11]。 ヒュンダイは再び4台のヒュンダイ・i30 N TCRをエントリーさせる。BRCレーシングチームは昨シーズン4台をエントリーさせたが、今シーズンは2台体制に縮小する。BRC ヒュンダイ N ルクオイル・スクアドラ・コルセの名称でチャンピオンのノルベルト・ミケルズとガブリエル・タルキーニをドライブさせる。エングストラー・モータースポーツは2014年の世界ツーリングカー選手権時代以来の復帰となり、エングストラー・ヒュンダイ N リキモリ・レーシングチームの名称で参戦する。ルカ・エングストラーは昨シーズンにワイルドカード参戦およびアウグスト・ファルフスに代わってのマカオ参戦を果たした後、今シーズンはフル参戦となる。チームメイトはニック・キャッツバーグ。以上の変更により、ファルフスはチームを去ることとなった[1]。 セアト・クプラは2020年4月3日に、新しいレオン・コンペティション TCRは引き続きプライベートチームで利用可能であるが、2020年シーズンはどのチームにもメーカーサポートを提供しないことを発表した[31]。2020年5月14日、クプラ・レオン・コンペティション TCRがチームとドライバーは決定していないものの、シリーズに参戦することが発表された[32]。2020年5月30日、ゼンゴ・モータースポーツがWTCRに復帰し、ベンス・ボルティズともう一名のドライバーが2台のクプラ・レオン・コンペティション TCRを走らせることが発表された[15]。8月28日、ミケル・アスコナとガボール・キスマルティ・レヒナーのラインナップで3台を走らせることが発表された[16]。 ジャン=カール・ベルネイはW・レーシングチームからチーム・ミュルザンヌに移籍し、アルファロメオ・ジュリエッタ Veloce TCRを走らせる[18]。 ヴコヴィッチ・モータースポーツはルノー・メガーヌ R.S. TCRの1台体制で、ジャック・ヤングがドライブする[2]。 オーレリアン・コンテはレース・オブ・スロバキアでWTCRに復帰し、DGスポーツ・コンペティションからヴコヴィッチ・モータースポーツに移籍した[3]。 開催スケジュール2019年12月5日に暫定カレンダーがリリースされた[33]。 2020年のチャンピオンシップはヨーロッパで6ラウンドの16レースで争われることとなっている[34]。シーズンは当初10ラウンド20レースで争われる予定であったが、新型コロナウィルス感染症の流行により変更された[35]。
ルールの変更技術規則の変更
競技規則の変更
結果とランキング
ランキング
ドライバーズランキング
† - ドライバーはフィニッシュしていないが、レース距離の75%以上を走行していたことで完走と見なされる。 チームズランキング
† - ドライバーはフィニッシュしていないが、レース距離の75%以上を走行していたことで完走と見なされる。 ルーキー選手権
WTCRトロフィーマニファクチャラーのサポートの無いドライバーが対象[41]。
注
参照
外部リンク |
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