2000年シドニーオリンピックの野球競技・アメリカ合衆国代表(2000ねんシドニーオリンピックのやきゅうきょうぎ アメリカがっしゅうこくだいひょう)は、2000年9月17日から27日までオーストラリアのシドニー市内にあるシドニー・ベースボールスタジアムとルーティヒル市内にあるブラックタウン・ベースボールスタジアムで開催されたシドニーオリンピックの野球競技に出場した野球アメリカ合衆国代表である。
プロ選手の参加が認められ、かつてロサンゼルス・ドジャースを率いた名将であるトミー・ラソーダを代表監督に擁し、マイナーリーグ所属選手のみで編成された。守備力に定評のあるダグ・ミントケイビッチやアダム・エバレットを入れるなど、バランス重視で選考された。予選リーグでキューバに敗れた以外は全勝。初戦に日本と延長13回の死闘を繰り広げ、マイク・ニールが杉内俊哉から2点本塁打を放ち、サヨナラ勝利を決めた。準決勝の対韓国戦では同点の9回裏にミントケイビッチが朴石鎮から本塁打を放ち、今大会2回目のサヨナラ勝利を飾った。決勝戦ではベン・シーツが完封して前のオリンピック2大会(1992年バルセロナと1996年アトランタ)優勝のキューバを下し、初の金メダルを獲得した。
金メダル(大会通算成績:8勝1敗)
野手はスタメンまたは途中出場の試合数、投手は先発またはリリーフ登板の試合数を記載。
2 トミー・ラソーダ
1 エディ・ロドリゲス / 9 レジー・スミス / 34 フィル・リーガン
20 カート・エインズワース / 22 ジョン・ラウシュ / 25 ロイ・オズワルト / 27 ボビー・シーエイ / 28 ベン・シーツ / 29 トッド・ウィリアムズ / 30 ティム・ヤング / 31 ライアン・フランクリン / 32 クリス・ジョージ / 33 リック・クリブダ / 36 シェーン・ヘームス
14 パット・ボーダーズ / 15 マーカス・ジェンセン / 18 マイク・キンケード
5 ブレント・アバーナシー / 7 トラビス・ドーキンス / 8 アダム・エバレット / 10 ショーン・バロウズ / 16 ダグ・ミントケイビッチ
12 ブラッド・ウィルカーソン / 17 マイク・ニール / 19 アーニー・ヤング / 23 ジョン・コットン / 26 アンソニー・サンダース