2000年シドニーオリンピックの野球競技・韓国代表(2000ねんシドニー・オリンピックのやきゅうきょうぎ・かんこくだいひょう)は、2000年9月17日から27日までオーストラリアのシドニー市内にあるシドニー・ベースボールスタジアムとルーティヒル市内にあるブラックタウン・ベースボールスタジアムで開催されたシドニーオリンピックの野球競技に出場した野球大韓民国代表である。
日本代表が24選手中日本プロ野球所属選手8人・社会人11人・大学生5人で編成、アメリカ合衆国代表がマイナーリーグ所属選手のみで編成されたのに対し、大学生の鄭大炫を除いた23選手が韓国プロ野球所属選手で占められた。代表監督にはヘテ・タイガース監督を務める金應龍が就任し、大会期間中はプロ野球シーズンが中断された。予選リーグでは対日本戦で10回延長戦の末に勝利するなど、4勝3敗で準決勝進出を決めた。準決勝の対アメリカ合衆国戦では同点の9回裏に朴石鎮がダグ・ミントケイビッチに本塁打を浴び、サヨナラ負けを喫した。3位決定戦で日本と再戦し、具臺晟と松坂大輔の好投で0-0のまま終盤まで試合が進んだが、8回に主砲の李承燁が松坂から2点適時打を放ち、具臺晟も11奪三振の好投で9回を1失点のみに抑えて勝利し、野球では五輪初のメダルとなる銅メダルを獲得した。
銅メダル(大会通算成績:5勝4敗)
野手はスタメンまたは途中出場の試合数、投手は先発またはリリーフ登板の試合数を記載。
金應龍