青葉山 (京都府・福井県)

青葉山
東側から望む高浜湾と青葉山(2019年12月)
標高 693[1] m
所在地 日本の旗 日本
福井県大飯郡高浜町[1]
京都府舞鶴市
位置 北緯35度30分18秒 東経135度29分02秒 / 北緯35.50500度 東経135.48389度 / 35.50500; 135.48389座標: 北緯35度30分18秒 東経135度29分02秒 / 北緯35.50500度 東経135.48389度 / 35.50500; 135.48389
山系 丹波高地(若丹山地)[1]
青葉山の位置(福井県内)
青葉山
青葉山
青葉山 (福井県)
青葉山の位置(京都府内)
青葉山
青葉山
青葉山 (京都府)
青葉山の位置(日本内)
青葉山
青葉山
青葉山 (日本)
地図
プロジェクト 山
テンプレートを表示

青葉山(あおばさん[2]・あおばやま[1][3])は、福井県大飯郡高浜町京都府舞鶴市にまたがるである[4]関西百名山に選定されている[3]

東峰(693m)と西峰(692m)の2峰からなる双耳峰であるが[5]国土地理院地形図では東峰に山名の記載があるため、これに従うと標高は693mである[1][4][6]。いずれの山頂も高浜町に位置する[2]。福井県側からの眺めは富士山に似ていることから、若狭富士(わかさふじ)の別名がある[1][6][7]

概要

古くは扶桑馬耳山鋏山とも呼ばれていた[要出典]。舞鶴市に鎮守府が置かれた明治時代には、京都の東方に位置する比叡山にちなみ、舞鶴市の東方に位置する青葉山を北叡山とも呼ばれていた[8]崇神天皇の時代、丹波に派遣された日子坐王が玖賀耳之御笠を討伐した伝説があるとされる[7]。舞鶴市側の西中腹には西国三十三所第29番札所である青葉山松尾寺が創建され、高浜町側の東中腹には中山寺が創建された。両寺とも山号を「青葉山」としている。

東峰の山頂には青葉神社[5]、西峰の山頂には西権現(松尾寺奥の院)が祀られている[5]。山域には青葉山にだけ自生するオミナエシ科の多年草「オオキンレイカ」(絶滅危惧種)、イワヒバ科のヒモカズラなど400から500種の植物が分布している[3][4][7]若狭湾国定公園内に位置しており[2]、山頂からの展望もよいことから、多くの参拝者や登山客が訪れる。

地質

鮮新世新第三紀)前後に活動していた火山が侵食された結果、現在の青葉山の山体が形成されたと推定されている[1]。山は安山岩が主体となった地質で構成される[2]

登山

福井県側は、高浜町の青葉山ハーバルビレッジ[4](旧青葉山青少年旅行村)にある登山口からの「中山寺コース」とこのコースの途中で合流する「高野コース」がある[5]。いずれも青葉山東峰への最短経路で、「中山寺コース」で登山口から東峰までは約90分(上り)の行程となる[5]

一方、京都府側は松尾寺が登山口となる「松尾寺コース」と麓の今寺が登山口となる「今寺コース」がある[5]。いずれも青葉山西峰への最短経路となるが、「今寺コース」の下りは比較的短時間で下山できる反面、急な坂道を通ることになる[9]

高浜テレビ・FMラジオ中継局

所在地

  • 大飯郡高浜町難波江83番2号[要出典]

中継局概要

デジタルテレビ

ID 放送局 中継局の名称 物理
チャンネル
空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
運用開始日
1 NHK
福井総合
NHK高浜DG 38ch 1W 4.9W[10][11] 福井県 3,691世帯
(申請による)[12]
2009年
11月1日[13]
2 NHK
福井教育
NHK高浜DE 40ch 全国
7 FBC
福井放送
FBC高浜DTV 44ch 4.8W[14] 福井県
8 FTB
福井テレビジョン放送
FTB高浜DTV 42ch 4.5W[15]
  • 放送エリアは、大飯郡高浜町と同郡おおい町の各一部地域。

FMラジオ

周波数
(MHz)
放送局名 空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
開局日
82.0[16] 福井エフエム放送
(FM福井)
3W 3.7W[16] 福井県 - -
88.8[17] NHK
福井FM
3.4W[17]
93.6[18] FBC
福井放送
4W[18]

廃止された局の概要

アナログテレビ

チャンネル 放送局名 空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
6ch NHK
福井総合
映像3W/
音声750mW
映像6.3W/
音声1.55W
福井県 -
8ch FBC
福井放送
映像5.6W/
音声1.4W
12ch NHK
福井教育
映像6W/
音声1.5W
全国
22ch ftb
福井テレビジョン放送
映像10W/
音声2.5W
映像49W/
音声12.5W
福井県

偏波面

敦賀中継局と同様、VHF・FMは垂直偏波でUHFは水平偏波となっている[要出典]

交通

青葉山の南麓を西日本旅客鉄道(JR西日本)の小浜線国道27号が併走する[5]。また、高浜町の登山口となる青葉山ハーバルビレッジ(旧青葉山青少年旅行村)へは自動車あるいは小浜線の青郷駅(青葉山ハーバルビレッジまで徒歩約50分)[5]がアクセス手段となる。

周辺

脚注

  1. ^ a b c d e f g 柚本 2012, p. 166.
  2. ^ a b c d 京都府レッドデータブック2015 青葉山 - 京都府環境部自然環境保全課
  3. ^ a b c 青葉山(あおばやま)”. そこに山があるから (2022年4月27日). 2023年3月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e ふく旅 若狭富士とも呼ばれる「青葉山」に登っちゃおう。”. 福井県観光連盟 (2022年6月22日). 2023年3月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 柚本 2012, p. 167.
  6. ^ a b 【ふるさと富士】漁師を見守る若狭の秀峰「青葉さん」 福井・高浜町の青葉山”. 産経フォト (2020年4月6日). 2023年3月25日閲覧。
  7. ^ a b c 若狭富士[青葉山]”. 静岡県スポーツ・文化観光部文化局富士山世界遺産課 (2023年1月11日). 2023年3月25日閲覧。
  8. ^ 柚本 2012, p. 169.
  9. ^ 柚本 2012, p. 168.
  10. ^ 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(NHK総合).2023年10月21日閲覧。
  11. ^ 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(NHK教育).2023年10月21日閲覧。
  12. ^ 地上デジタルテレビジョン放送局(福井県内6局所の中継局)に免許』(プレスリリース)総務省北陸総合通信局、2009年10月28日。オリジナルの2013年3月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130311141532/https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2009/pre091028-1.html2023年10月21日閲覧 
  13. ^ 地上デジタル放送中継局リスト(福井県内)
  14. ^ 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(FBCテレビ).2023年10月21日閲覧。
  15. ^ 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(ftb).2023年10月21日閲覧。
  16. ^ a b 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(FM福井).2023年10月21日閲覧。
  17. ^ a b 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(NHK-FM).2023年10月21日閲覧。
  18. ^ a b 総務省 電波利用ホームページ | 無線局免許状等情報(FBCラジオ).2023年10月21日閲覧。

参考文献

  • 柚本寿二『わくわく登る 福井の50山』北國新聞社、2012年7月14日。ISBN 978-4-8330-1882-1 

関連項目

外部リンク