青春のアイドル
『青春のアイドル』(せいしゅんのアイドル、Wouldn't You Like It?)は、スコットランドのポップ・ロック・グループであるベイ・シティ・ローラーズがリリースした3枚目のスタジオ・アルバム。イギリスでは1975年の遅い時期にLPが発売されたこのアルバムは、グループの音楽的方向が変化したことを示すもので、1曲を除いてすべての楽曲がバンド自身によって作曲されていた。唯一、グループ外から提供された曲である「恋をちょっぴり (Give a Little Love)」は、イギリスでスマッシュ・ヒットとなった。このアルバムには、大きな手紙という形で個々のメンバーのカラー写真冊子が封入されており、バンド全員の写真がアルバム・ジャケットを飾った。 このアルバムの楽曲のうち7曲は、アリスタ・レコードがアメリカ合衆国だけでリリースしたアルバム『ロックン・ロール・ラブレター』にも収録されたが、アルバム・ジャケットの写真やデザインなども、そのまま流用された。 アルバム・タイトルの原題「Wouldn't You Like It?」は、英語で「これ好きになってくれないかな?」といった含意の表現である。原題と同名の「Wouldn't You Like It?」という曲も収録されているが、日本語の楽曲名は「二人でいつまでも」とされており、アルバム名とは大きく異なっている。また、後年の日本盤CDにボーナス・トラックとして収録されたこの曲の別バージョン(レスリー・マッコーエンではなく、ノビー・クラークがリード・ボーカルをとった1972年の音源)については、「ウドゥント・ユー・ライク・イット?」という音写の表記が用いられている[2]。 トラックリスト
2004年のイギリス盤リイシューCDベル・レコードから2004年に出たリイシューCDには、ボーナス・トラックとして、日本盤アルバムにのみ収録されていたスマッシュ・ヒット曲「サタデー・ナイト」、イギリス盤シングル「恋をちょっぴり」のB面曲「彼女を泣かせないで (She'll Be Crying Over You)」、初期メンバーのノビー・クラークがリード・ボーカルをとった未発表音源「ウドゥント・ユー・ライク・イット?(1972ヴァージョン)(Wouldn't You Like It? (1972 version))」と「ドゥ・イット・アゲイン (I'd Do It Again)」の4曲が追加された。 同一内容のCDは2004年に日本盤もリリースされたが、既にオリジナルLPの日本盤に収録されていた「サタデー・ナイト」はバーナス・トラックとされず、表記を「サタデイ・ナイト」と改めた上でB面1曲目に相当する7曲目に入り、ボーナス・トラックは14-16曲目の3曲という扱いになっている[2]。 チャート
パーソネル
プロダクション以下はアルバムのノートによる。
脚注
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