閃光ライオット
閃光ライオット(せんこうライオット)は、TOKYO FMのSCHOOL OF LOCK!とSony Musicが主催する10代のアーティストのみによる「ティーンネイジロックフェス」。 概要2008年にTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とSony Musicとの主催によって初開催され、2009年から[1]2014年まではau(KDDI)も主催に名を連ねていた[2]。 当初は夏に東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)にてファイナルステージが行われていたが、2011年 - 2013年は日比谷野外大音楽堂にて、2014年は新木場 STUDIO COASTにて開催。予選受付などの費用は無料、3次審査以降の出場者の交通費・宿泊費は大会が負担、ライブ会場の観客入場料も無料。 「ティーンエイジャー参加型ロック・フェスティバル」(「SCHOOL OF LOCK!」番組宣伝より)であり、「強烈な一瞬の光(閃光)が、暴動(riot=ライオット)する日」である[3]。 2015年2月16日のSCHOOL OF LOCK!番組冒頭で、7年間の歴史に幕を閉じ、新たなフェスとして『未確認フェスティバル』を開催することを発表した[4]。 初代グランプリのGalileo Galileiを皮切りに、ステレオポニー、WEAVER、ねごと、GLIM SPANKY、ズットズレテルズ(一部メンバーが移籍し後のOKAMOTO'S)、関取花、BURNOUT SYNDROMES、片平里菜、ぼくのりりっくのぼうよみ、SHE'S、緑黄色社会など多数のアーティストを輩出した[5]。 2023年2月6日に放送された『SCHOOL OF LOCK!』の番組内で9年ぶりに再始動することが発表された[6][7]。 参加方法出演者予選審査出演者は「SCHOOL OF LOCK!」生放送教室で発表され、
を行い、出演者を決定する。 3次審査はラジオのリスナーは会場に行けば自由に聴け、その盛り上がりかたも審査の対象になる。 また、2008、2012、2013の各年には、3次審査に落選した応募者の敗者復活戦(キモチステージ)、2009年には受験生コースが用意されていた。 閃光ライオット(第1回)2008年8月10日東京ビッグサイト西駐車場で開催。出場バンドは16組(15組と一般審査投票のキモチステージ「little beans」<大阪府代表>)。2008年10月10日にはMUSIC ON! TVでイベントの模様を放送した。 出演者
審査員
受賞アーティスト
賞品グランプリ受賞グループに賞金100万円、準グランプリ・審査員特別賞受賞グループに10万円分の音楽ギフト券とオロナミンC1年分が渡された。 閃光ライオット20092009年8月8日(土)に東京ビッグサイト西棟展示場屋上特設ステージにて開催された。一般エントリーは2009年1月30日に締め切られた。 今回大会には受験生コースが設けられている。このコースは受験生も参加できるように、応募メンバーに中学3年・高校3年・浪人生がいる場合のみ、締切が2009年4月10日になっていた。出場者は14組であった。 また、2009年5月26日、初代応援ガール(キャンペーンガール役の女子生徒)に、夏未エレナが就任した。前回優勝のGalileo Galileiはオープニングアクトを務めた。2009年9月22日にはMUSIC ON! TVでイベントの模様を放送。 出演者
ゲスト・特別審査員
受賞アーティスト
賞品グランプリ受賞グループに賞金100万円、準グランプリ・審査員特別賞受賞グループに各種音楽機材、夏未エレナ賞には本人着用のリストバンドと手紙(内容は未公開)が渡された。 閃光ライオット20102010年8月1日に東京ビッグサイト野外特設ステージにて開催された[8]。一般エントリーは2010年4月2日に締め切られた。 今回大会にはカラオケステージが設けられている。イメージソングは、Dragon Ash「Rock Band」。来場者には日清「UFO」がプレゼントされた。 出演アーティストレギュラーステージ
カラオケステージ
ゲスト・特別審査員
受賞アーティストレギュラーステージ
カラオケステージ
閃光ライオット2011第4回となる「閃光ライオット2011」のファイナルステージは、当初は例年通り、東京ビッグサイトで7月31日に開催予定であった。しかし、3月11日に東日本大震災が発生した影響で、開催日が9月4日になったほか、会場も日比谷野外大音楽堂に変更となった。 また、この大会には「オンリー・オーバー・エイジ枠」が設けられた。これは、メンバーのうち1人は23歳まで(閃光ライオット2011では、1988年4月1日生まれまで)のメンバーがいても良いとするもの。なお、オンリー・オーバー・エイジ枠の創設は震災前から決定していた。 3次ライブ審査は、東日本大会が8月1日に東日本大震災の被災地であるZepp仙台で、西日本大会が8月3日にZEPP名古屋(前回ファイナリスト不在)で行われた[9]。 9月4日のファイナルステージは、auのLISMO WAVEとケーブルテレビ(J:COM、JCN、東海ケーブルチャンネル、CAT-V)の無料チャンネルで13:00から20:00まで生中継(J:COMは、関東エリア外では17:00 20:00まで放送。JCNは、JCN足立・JCN熊本・JCNみなと新宿では放送なし)、MUSIC ON TV!にて編集版が放送された。 出演アーティスト(出演順) ゲスト・特別審査員
受賞アーティスト
賞品グランプリ受賞者に賞金100万円、カラオケステージのグランプリ受賞者に賞金10万円が渡された。 閃光ライオット2012第5回となる「閃光ライオット2012」のファイナルステージは、9月2日に日比谷野外大音楽堂で行われた。一般エントリーは2012年5月7日に締め切られた。 9月2日のファイナルステージは、スペースシャワーTV、auのLISMO WAVE、全国95局のケーブルテレビで生中継された。 出演アーティスト(出演順) ゲスト・特別審査員
受賞アーティスト
賞品グランプリ受賞者に賞金100万円、準グランプリ・審査員特別賞受賞者に音楽機材が渡された。 閃光ライオット2013第6回となる「閃光ライオット2013」のファイナルステージは、8月4日に日比谷野外大音楽堂で行われた。一般エントリーは2013年4月1日に締め切られた。 8月4日のファイナルステージは、スペースシャワーTV、auのスマートパス、ケーブルテレビで生中継された。前回優勝のバンクスはオープニングアクトを務めた。 また、スペシャル企画として、Base Ball Bearと橋本愛のコラボレーションによる「閃光ライオット公式応援ソング」のミュージックビデオを初披露した。Base Ball Bearが書き下ろした公式応援ソング「senkou_hanabi」のミュージックビデオのプロデュースを務めたのは、「SCHOOL OF LOCK!」写真部の部長・橋本愛。リスナーから、何かに打ち込んでいる姿や、その真剣な表情など、決定的な瞬間おさめた写真を募集し、その写真を使ったミュージックビデオが野音のスクリーンで上映された。 出演アーティスト(出演順)
ゲスト・ゲスト審査員
受賞アーティスト賞品グランプリ受賞者に賞金100万円、準グランプリ・審査員特別賞受賞者に音楽機材が渡された。 閃光ライオット2014第7回となる「閃光ライオット2014」のファイナルステージは、8月24日に日比谷野外大音楽堂で行われる予定だったが、熱中症やゲリラ豪雨等を考慮して、開催日が8月31日に、会場が新木場のSTUDIO COASTにそれぞれ変更された[2]。一般エントリーは2014年3月31日に締め切られた。 今回は、「ダンスステージ」と「DJステージ」が森永製菓ICE BOXの協賛で、またコピーバンド限定のステージである「コピバンライオット」がそれぞれ行われた。 第3次ライブ審査大阪大会では、ゲストでKANA-BOONが出演した[11]。 出演アーティストレギュラーステージ
ダンスステージ
DJステージ
ゲスト・ゲスト審査員
受賞アーティストレギュラーステージ
ダンスステージ
賞品レギュラーステージグランプリ受賞者に賞金100万円、準グランプリ・審査員特別賞受賞者に音楽機材、ダンスステージグランプリ受賞者に賞金10万円がそれぞれ渡された。 マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!9年ぶり、第8回[註 3]となる「閃光ライオット2023」のファイナルステージは、8月7日にZepp DiverCityで行われた。一般エントリーは4月17日に締め切られた。この年のみ、「閃光」「未確認」の両フェスが開催されていなかった2020年~2022年の間に10代を終えてしまったミュージシャンのために、年齢制限が22歳までとなった。 この年は、総応募者数3974組の内、三次ライブ審査に出場した39組から選出された7組に、一般投票により選出された1組を加えた計8組がファイナルステージに進出する予定だったが、後に一般投票枠が2組に変更され、計9組がファイナルステージに進出することになった。またファイナル当日は、 原作の漫画に「閃光ライオット」と「未確認フェスティバル」をもじった「未確認ライオット」というイベントが描かれているテレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』より結束バンドがオープニングアクトを務めた[12]。2014年までは前年のグランプリ受賞者がオープニングアクトとして出演していたが、今回は10年前の「閃光ライオット2013」の準グランプリ受賞者である緑黄色社会がゲストとして出演した[註 4]。
(出番順)
マイナビ 閃光ライオット2024 produced by SCHOOL OF LOCK!2024年の閃光ライオットのファイナルステージは、8月7日に前年と同じくZepp DiverCityで開催。一般エントリーは当初3月31日までの予定だったが延長され、4月7日までとなった。 この年は、総応募者数3078組の内38組が3次ライブ審査に出場した。大阪・東京で3日間に渡って行われた3次ライブ審査には、ammo(大阪)、ねぐせ。(東京1日目)、マルシィ(東京2日目)の3組がゲストアクトとして出演した。3次ライブ審査で選出された9組に、一般投票により選出された1組を加えた計10組がファイナルステージに進出した。なお、halogenは『未確認』を含めても初となる2年連続ファイナリストとなった。
(出番順)
当初はアイナ・ジ・エンドも特別審査員として出演予定だったが、出演キャンセルとなった。
マイナビ 閃光ライオット2025 produced by SCHOOL OF LOCK!
2025年の閃光ライオットのファイナルステージは、8月7日に前年と同じくZepp DiverCityで開催。 この年は、総応募者数3129組の内37組が3次ライブ審査に出場した。大阪・東京で3日間に渡って行われた3次ライブ審査には、トンボコープ(大阪)、なきごと(東京1日目)、Conton Candy(東京2日目)の3組がゲストアクトとして出演した。 閃光レーベル
『閃光ライオット』プロジェクトの特別CDを発売するために立ち上げられたインディーズレーベル。販売元はソニー・ミュージックエンタテインメントが請け負っていた。 2008年11月26日にコンピレーションアルバム『閃光ライオット2008』を発表。以降、コンピレーションアルバムに参加したアーティストの作品を発表した。 2014年夏に閃光ライオットが終了したため秋ごろにレーベルが消滅した。 作品を発表したアーティスト
コンピレーション・アルバム「閃光ライオット」第1回目が行われた2008年から毎年、その年の全ファイナリストの曲が1曲ずつ収録されたコンピレーション・アルバムが、閃光レーベルから発売されている。CDに収録されている音源は応募音源ではなく、プロのスタジオでレコーディングし直したものである。価格は、2014年3月までは「ロック」にちなんで1枚690円(税込)であったが、同年4月の消費税率引き上げに伴って、2008年から2013年までのコンピCDは、1枚710円(税込)に値上げされた。なお、2014年のコンピCDについては、1枚690円(税抜)で発売されている。
その後メジャーデビュー
イベント
脚注出典
関連項目外部リンク
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