野沢悌吾

野沢 悌吾
生誕	1870年5月6日 日本 新潟県、のちの小千谷市
死没	(1945-08-05) 1945年8月5日（75歳没） 日本 東京都立川市
所属組織	大日本帝国陸軍
軍歴	1891年 - 1919年
最終階級	陸軍少将

野沢 悌吾（野澤 悌吾、のざわ ていご、1870年5月6日〈明治3年4月6日[1][2]〉 - 1945年〈昭和20年〉8月5日[2][3]）は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将。位階勲等は従四位勲三等[4]。

経歴

新潟県平民・野澤瀧右衛門の長男として生まれ、1901年（明治34年）2月に家督を相続した[5]。

1891年（明治24年）陸軍士官学校第2期卒業[1][6]。1899年（明治32年）陸軍大学校第13期卒業[1][6]。

1904年（明治37年）3月、袁世凱に招聘され清に渡る[5]。1910年（明治43年）11月に陸軍歩兵大佐・歩兵第30連隊長、1912年（大正元年）11月に第2師団参謀長を経て、1916年（大正5年）4月に陸軍少将・歩兵第14旅団長に任官[1][6]。シベリア出兵では旅団長として満州里に軍を展開し、居留民の保護に当たった[1]。

1918年（大正7年）7月に待命、1919年（大正8年）1月に予備役に、1929年（昭和4年）4月に後備役に編入した[1][6]。

著作

• 『歩兵操典法則及原則一覧表』川流堂、1914年。
• 講『思想問題大観 : 西洋文明の批判 中編』直心寮、1921年。
• 講『思想問題と日蓮主義 : 東洋文明の真価 上編』直心寮、1921年。

訳書

• クライスト 著『捜索勤務』軍事教育会、1902年。
• エル・フォン・ブリーゼン 著『歩兵戦闘展開』軍事教育会、1902年。

栄典

位階

• 従四位[4]

勲章等

• 勲三等瑞宝章[4]
• 勲六等単光旭日章[4]

脚注

1. ^ 『日本陸軍将官辞典』564頁。
2. ^ 岩下 1982, 118頁.
3. 小千谷市文化財協会 1984, 179頁.
4. ^ 『陸軍後備役将校同相当官服役停年名簿』、昭和6年4月1日調。
5. ^ 『人事興信録』第4版、の17頁。
6. ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』99頁。

参考文献

• 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
• 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
• 人事興信所編『人事興信録』第4版、人事興信所、1915年。
• 岩下庄之助 編『写真集明治大正昭和小千谷 : ふるさとの想い出253』国書刊行会、1982年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9538979。 
• 小千谷市文化財協会 編『年表小千谷』小千谷市文化財協会、1984年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9539643。