西又葵
西又 葵(にしまた あおい、1977年6月4日 - [1][2])は、日本の女性原画家、イラストレーター、作詞家、実業家、同人作家。東京都中野区出身、東京都港区在住[1]。血液型はA型[1]。代々木アニメーション学院卒業[3]。Navel(株式会社オメガビジョン)所属。 略歴子供の頃から漫画家を夢見て描き続け、中学2年生の時に初めて同人誌のイベントに参加する[4]。以後同人作家として活動。同時に霧嶋 優(きりしま ゆう)という名のコスプレイヤーとしても活動していた[5]。その後、同人活動と並行して『コミックジャンボSPEED』(桃園書房)などの漫画雑誌やアンソロジーに短編を発表。1998年には茜新社より、商業誌や同人誌の掲載作品を集めた成年コミック『West Again』を出版した[6]。 イベント会場で誘われ、オリジナルのPlayStationゲームソフト(おそらく『夏色剣術小町』)の原画に参加するも、クオリティ不足を指摘され原画を降りることとなった[7]。そのゲームでは、キャラクターデザインや制服デザイン、販促絵には西又のものが使われている[7]。その後、別の会社のゲームの原画にも誘われたが、企画変更で降りている[8]。 同人活動で知り合ったことが縁で、2000年に有限会社バジルの立ち上げに社員として参加[9]。同年、ゲームブランドBasiLの処女作『Bless 〜close your eyes, open your mind.〜』で、アダルトゲームの原画家としてデビューした。[10]。 BasiLの3作目『それは舞い散る桜のように』のヒットによりその名を知られるようになるが、その後BasiLの社長との対立があり、サウンドのアッチョリケら制作スタッフの大半と共にBasiLを退社。先に同社を離れていた鈴平ひろらを加えて有限会社(当時)オメガビジョンを設立し、ゲームブランドNavelを立ち上げた。そして2004年に発表されたNavel処女作『SHUFFLE!』が年間第3位の売り上げを記録し、アニメ化などメディアミックスされる大ヒットとなり人気を確立した[11]。 原画やキャラクターデザインだけではなく、2006年に発売した『Really? Really!』以降の作品では主題歌の作詞も手掛けている。 2008年9月、米袋イラストを手掛けた秋田県雄勝郡羽後町のJAうご産あきたこまちが大ヒットした(後述)。マスコミにも取り上げられテレビニュース等にも出演し、一般にも広く名前が知られるようになった。その後、ゲームばかりではなく多方面のイラストを手掛けている。 2009年4月、ジョージ・ルーカスの依頼により、スター・ウォーズ記念画集に参加する全世界100人のイラストレーターのうちの1人に選出され、翌2010年11月に『Star Wars Visions』として発売された。 人物
交友関係
同人活動『JOKER TYPE』(ジョーカータイプ)という名の同人サークルを主宰している。以前は鈴平ひろのサークル『HEART WORK』と合同企画をしていた。コミックマーケットの他、COMIC1、サンシャインクリエイションなどにも参加している。さらに、東日本大震災の被災者を支援するために他の漫画家と共同で制作された同人誌『pray for Japan』にもイラストを寄稿した。 参加作品アダルトゲーム
一般ゲーム
書籍
雑誌企画
作詞
秋田県羽後町秋田県雄勝郡羽後町では西又が多くのイラストを手掛けている。JAうごの米袋等の農産物販促の仕事依頼は、「うご夏の夢市・かがり火天国」の主催者である大学生が仕掛け人となり、2008年夏の「かがり美少女イラストコンテスト」にゲスト出演し、町の風土に感銘を受け、且つ、町内に西又という地名があることから引き受けた。市女笠と町の木と鳥を入れた袋が作成されたが、大手百貨店納品は諸事情によりできず、JAうごの直販となった。この経緯が地元メディアだけでなく朝日新聞、産経新聞など大手新聞にも特集記事で紹介された[20][21][22]。2009年12月10日には、「JAうご産あきたこまちパッケージ」に使用されている「こまち娘」を描いた縦4m×横2.7mの看板がJAうご本所正面玄関に設置された[23]。2010年5月20日-23日にはNavelとJAうごが主催した「西又葵と行くイラストの町羽後町まるごと満喫イベント」が開催され[24][25]、5月23日付の読売新聞朝刊秋田版、河北新報朝刊などにもその模様が掲載された。
商品パッケージイラスト(羽後町関連除く)
キャラクターイラスト
雑誌イラスト(単発のものは除く) その他イラスト
その他
脚注
外部リンク
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