西つつじケ丘 (調布市)
西つつじケ丘(にしつつじがおか)は、東京都調布市の町名。現行行政地名は西つつじケ丘一丁目から西つつじケ丘三丁目。郵便番号は182-0006[3]。 町域を京王電鉄京王線が横断し、三丁目につつじヶ丘駅が所在する。隣接する東つつじケ丘とまとめて「つつじケ丘」と総称されるが、駅名に合わせて「つつじヶ丘」と表記されることが多い。 →「東つつじケ丘 (調布市)」も参照
地理東側で東つつじケ丘、西側で菊野台、南側で入間町および狛江市西野川、北側で三鷹市中原に接する。 町域は南北に細長く、中央部につつじヶ丘駅が位置する。京王線と並行して、北側に国道20号(甲州街道)、南側に品川通りが横断する。地上を走る京王線の線路と踏切で町域は南北に分断されているが、つつじヶ丘駅が改良され橋上駅舎が建設されたことで、開かずの踏切による歩行者の往来の不便は改善され、エレベーターが設置されるなどバリアフリー化が進んだ。 つつじヶ丘駅北口から国道20号にかけては商店や飲食店などが広がり、駅周辺は閑静な住宅街となっており、駅東側の野川沿いには日本住宅公団によって建設された大規模団地(公団住宅)である神代団地が広がる。神代団地の敷地の一部は狛江市西野川にまたがっている。 河川歴史この地域の旧地名は「金子(かねこ)」であり、つつじヶ丘駅の旧駅名も1913年(大正2年)開設当初は「金子駅」であったが[5][注釈 1][注釈 2]、京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が宅地造成した「つつじヶ丘住宅地」を売り出すにあたり、1957年(昭和32年)5月15日に「金子駅」から「つつじヶ丘駅」へ改称した。それに合わせて後から町名が西つつじケ丘・東つつじケ丘に変更されたという経緯がある[5]。 なおこの地域は野川沿いの低地であり、地形的には「丘」ではない[注釈 3]。 →「瑞祥地名 § 「丘」の瑞祥地名」も参照
今尾恵介は自著の中で、駅名変更により歴史ある地名が消えてしまうことを嘆き「800年以上も遡ることができる金子の町名があっさりと消滅した。」と述べている[5]。
施設商店の多くはつつじヶ丘駅北口に集中して立地する。 西つつじケ丘3丁目の国道20号沿いには調布市役所神代出張所がある。隣接する調布市つつじケ丘児童館は「今日の日はさようなら」発祥の地で、敷地内に歌碑が設置されている[6]。この縁により同曲がつつじヶ丘駅の接近メロディに採用された[7]。 つつじヶ丘駅周辺→「つつじヶ丘駅 § 駅周辺」も参照
その他の地域
交通つつじヶ丘北口(西つつじケ丘町域内)には交通広場が整備され、バスロータリーとタクシー乗り場が設けられている。交通広場内にはタクシー車両が待機しており、構内営業は京王自動車のタクシーが独占している。 鉄道
路線バス
→「つつじヶ丘駅 § バス」も参照
道路
脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
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