荒鷲の要塞
『荒鷲の要塞』(あらわしのようさい、原題:Where Eagles Dare)は、1968年のイギリス・アメリカ合作の戦争・スリラー・スパイ映画。監督はブライアン・G・ハットン、主演はリチャード・バートン、クリント・イーストウッド。原作の小説はイギリスの作家アリステア・マクリーンによるもので、自ら脚本を担当した。 あらすじ第二次世界大戦の最中、ヨーロッパ大陸反攻作戦を担当するアメリカ陸軍の将軍、カーナビーが飛行機事故によりドイツ軍の捕虜となる。連合国の最重要機密の漏えいを防ぐため、イギリス軍情報部(MI6)のローランド提督とターナー大佐は救出作戦を立案。スミス少佐を中心とするイギリス軍情報部員6名と、アメリカ陸軍レンジャーのシェイファー中尉からなる混成部隊が結成される。 カーナビー将軍が収容されているのは、アルプス山脈の断崖絶壁に建てられた「鷲の城」(Schloss Adler)と渾名される難攻不落の城塞である。一行はカーナビー将軍救出のため、この「鷲の城」に向かう。 キャスト
※日本テレビ新版は2021年5月16日にムービープラスで放送される際、初回放送時にカットされたシーン(約36分)を代役で追加録音した「ムービープラス吹替追録版」が製作された[2][3][4]。 スタッフ
小説版映画の脚本を元に、マクリーン本人による小説化も行われた。マクリーンはそれまでもイアン・スチュアート名義でいくつかのアクション小説を発表していたが、「アリステア・マクリーン」名義で発表されたものとしては『荒鷲の要塞』が最初のアクション小説だった[5]。小説版と映画では、人物の名前や設定、一部の展開などに差異が見られる。日本では平井イサク訳(早川書房、1968年、のち文庫)。 影響イギリスのヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンの楽曲「Where Eagles Dare」(邦題:イーグルス・デア)(1983年発表のアルバム『頭脳改革』に収録)は本作をモチーフにしている。 「鷲の城」の撮影はオーストリア中部のホーエンヴェルフェン城で行われた[6]。現在、ホーエンヴェルフェン城は観光地として公開されている。 参考文献
脚注
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