荒川雅志
荒川 雅志(あらかわ まさし、1972年 - )は、日本のウェルネス研究者、海洋療法学者[1]。「ブルーゾーン」(世界5大長寿地域)である沖縄県の100歳長寿者研究で福岡大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。新しいウェルネスの定義提唱、日本の大学で初のウェルネスツーリズム科目開設、ウェルネスメニュー研究開発を産官学連携で多数実施。国立大学法人琉球大学国際地域創造学部教授。専門は社会医学、長寿科学、ウェルネスツーリズム、ウェルネスビジネス。 経歴出典[2]
研究1961年にウェルネスの定義が提唱されてから、世界中の研究者らが追定義を重ね社会情勢、時代によって人々のライフスタイルと価値観も変容していくなかでその概念も変化してきている。2017年、荒川は「身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康を基盤にして、豊かな人生をデザインしていく、自己実現」として、健康(基盤)とウェルネス(ゴール)の関係性を明確にし、生き方、ライフスタイルデザイン、自己実現を含めた、あらゆる事業者が参入できる新しいウェルネスを提唱している[3]。 SDGsとの関係では、国家、世界、地球規模(アウトサイド)の大上段から構えて取り組むのではなく、まずは自分の体内環境整備から始めること、人の体内環境は地球の一部でありウェルネスとは「環境の一部である内なる健康環境と外なる自然・地域・社会環境の持続可能を志向し、より健康に、美しく、人生を豊かに彩るライフスタイルを実践すること」と提唱し、内なる環境(インサイド)からの持続可能な開発を考える「インサイド・アウト」視点を持つことが自然であり実践しやすい “ウェルネスSDGs”を提案している[4]。 その他に、「ブルーゾーン(世界5大長寿地域)の100歳者の長寿要因に関する研究」[5]、「なぜ海は体にいいのか?」[6]、「海洋療法の研究開発」[7]などを行っている。 代表を務める『国立大学法人琉球大学 ウェルネス研究分野』は、リゾートホテルや健康関連企業、自治体とウェルネスまちづくり、ウェルネスツアー開発などの共同研究、受託研究、寄附講義など産官学連携プロジェクトを多数実施している[8]。 エピソード学生時代には、重量挙げ競技全日本学生パワーリフティング選手権大会56kg級で優勝し、アジア選手権代表に選出された[9]。 著書出典[10]
脚注
外部リンク
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