茸本朗
茸本 朗(たけもと あきら、1985年〈昭和60年〉8月4日[2] - )は、日本のブロガーであり、エッセイスト、漫画原作者、タレント、YouTuberでもある。以前は出版社勤めの編集者であったが、2022年現在ペンネーム「茸本朗」名義ではフリーランスで活動している[1]。なお、本名(非公開ながら読みは『わきもと』であると公開済み[8][注 1])でやっている釣りメディアの記事の寄稿者としては今も編集者であり[1]、定収入はこちらから得ている[1]。ただし、今ではYouTubeチャンネルの収益が本名で得ている収入を大きく上回っているという[1]。岡山県生まれ[3][4]、東京都および福岡県福岡市育ち[4]。 早稲田大学教育学部卒業[9]。野外の食材を採集して食べること(山野草を主とする野生の植物・菌類・その他の動物を採集〈植物採集ほか〉して調理すること)に特化した在野の研究者として活動しており[5]、「野外の食材を採集して食べること」を「野食(やしょく)」と定義した上で「野食ハンター」「野食家」を自称している[7]。神奈川県川崎市在住[5]。 来歴父親は転勤族であり、国内のいくつかの地域で過ごしている[10]。 物心ついた頃、親から買い与えられたキノコ図鑑を読んで「食べられる生き物」に興味を持ち始めたことが後に「野食ハンター」「野食家」になるきっかけかも知れないという[7][11]。それ以来、学生時代になっても図鑑類はずっと愛読書であった[10]。 10歳の時、父親の転勤により家族で東京から福岡市[4]へ転居し、徒歩圏内に海と川、自転車があれば山にも行ける自然豊かな環境で暮らし始める[12]。11歳[10]・小学校5年生の時[7]、福岡で釣りに夢中になった茸本は、自宅の近くの川で[4]釣ったハゼを自分でさばいて母に天ぷらを作ってもらったが、後日、本気で釣ってみようと思って100匹ほど釣って帰宅し、また母に調理してもらおうとしたところ、「自分でやりなさい」と叱られてしまった[7][11]。そこで、父が柳刃包丁[10]と出刃包丁(2本とも今でも愛用[10][13])を買い与えてくれた[7][11]。それ以来、自分で採集した野生食材を料理して食べるようになったのが、今となっては大きな転機であったと振り返る[7][11]。植物では、これも自宅近くの河川敷に生えていたヤブカンゾウを図鑑で調べてみると「食べられる」と書いてあったので、早速採集して母に調理してもらったのだという[14]。 高校1年生になると、親の許しを得たうえでキノコ狩りをするようになったが、高校2年生の時[4]、ポルチーニ(ヤマドリタケ)と間違えて採ってしまった毒キノコを料理し、口に入れて噛んだ瞬間、強い苦みを感じてすぐに吐き出してうがいをしたものの、嘔吐を伴う食中毒に見舞われた[10][4]。この時はどこかで自然を甘く見ていた自分を大いに反省したという[10]。 早稲田大学教育学部を卒業[9]後、ワインの輸入商社に就職し、チーズの輸入担当者として勤務する[15]。その後、出版社に転職し、図鑑の編集者になる[15]。 2011年(平成23年)3月、Twitterアカウントを取得して『茸本 朗』を開設する。 2012年(平成24年)4月6日[12]にブログ『野食ハンマープライス』を開設し、ブロガーとして活動を開始する[5]。当時26歳。 2016年(平成28年)6月6日、星海社のウェブサイト『ジセダイ』上で連載を始めるエッセイ「野食のススメ 東京自給自足生活」の初取材を東京湾の干潟や横浜市の某ベッドタウンなどで行う[16]。同年7月6日、連載を開始[16]。当時の肩書きは、川崎市在住で東京都内に通勤する30代のサラリーマン編集者であった[16]。2017年(平成29年)9月23日、前述のエッセイを初の単著として纏めた『野食のススメ─東京自給自足生活』を星海社より刊行する[17]。同年9月22日、エッセイ「野食のススメ 東京自給自足生活」が最終回(第12回)を迎える[5]。 2020年(令和2年)12月24日、YouTubeチャンネル『野食ハンター茸本朗(たけもとあきら)ch』を開設し、同日、最初の配信動画「【majiでKOI釣る5秒前】恋するクリスマスを鯉で殴りつけてみたスペシャル」を投稿した[6]。当時35歳。 2022年(令和4年)3月、YouTubeチャンネルのチャンネル登録者数が8万人突破。同年?月には10万人を超え、シルバークリエイターアワード(銀の盾)を獲得した。 人物・エピソード
出演
著書エッセイ
漫画原作『僕は君を太らせたい! (全4巻)』(漫画:横山ひろと)小学館サービスビッグコミックスペリオールにて2018年~2020年に連載
脚注注釈出典
関連項目外部リンク |