箱館山スキー場
箱館山スキー場(はこだてやまスキーじょう)は、滋賀県高島市今津町日置前にあるスキー場である[1][2]。びわこ箱館山の愛称が使用されている[2][3][4]。 運営はマックアースより会社分割した「株式会社箱館山」が行っている(後述)[7][8]。 歴史箱館山スキー場は、1935年2月に旧高島郡川上村においてスキー場が発見されたことがルーツとされる[11]。1962年、西武グループの近江鉄道が主体となり箱館山スキー場を開業[12]、近江鉄道は箱館山にリフトと46人乗りのロープウェイ(現在の箱館山ゴンドラの元)を設置した[10]。1993年には人工降雪機、1999年にはロープウェイを廃止し8人乗りのゴンドラに置き換えた[5][10]。湖西線開業前には、今津町がスキー客の増加を見込み、1968年に日本国有鉄道(国鉄)と日本鉄道建設公団に「箱館山駅」(現在のマキノ駅付近)の開設を要望したが[13]、計画に盛り込まれることはなかった[14]。 スキー場来場者の減少に伴い近江鉄道の運営は2006年度に終了し、2007年度に「ジェイ・マウンテンズ・グループ」へ譲渡[15]。2010年度に高島市マキノ町の国境高原スノーパークで運営していたマックアースが引き継ぐことになった[6][16]。なお、2020年にマックアースは会社分割を行い、運営会社の「株式会社箱館山」を設立している[7]。 コース詳細は、公式サイトのゲレンデ紹介を参照。
ゴンドラ・リフトゴンドラ箱館山の山麓駅と山頂駅を結ぶゴンドラで「箱館山ゴンドラ」の愛称が付けられている[5][7]。ゴンドラはスキーシーズン以外でも運行される[5]。
リフト全長は国土交通省近畿運輸局への届出距離[17]。太字は現在使用されているリフトを表す[17]。
施設
ムスリムの観光客が増加していることから、山頂付近に祈りをささげることができる礼拝室が設置された[18]。また、レストランではハラールに対応した料理が提供される[18]。 夏期秋期営業スキーゲレンデを利用して面積約5万400平方メートルのユリ園を造成し、スキーのオフシーズンに「びわこ箱館山ゆり園」を開園している[19]。2009年7月に開園した[20]。夏と秋には「箱館山コキアパーク」(名称は2020年以降未使用)を開園している。2020年に箱館山ゆり園をリニューアル。ペチュニアやコキアを中心にした花畑とし、「びわこ箱館山」の名称をリニューアル開園日の同年7月18日より使用している[21][22]。なお、花畑への入場は有料となっている。 2018年には、標高630メートル地点に展望デッキ「びわ湖のみえる丘」がオープン[19][23]。同時に冬季営業する食堂を改修したパフェ専門店「LAMP」(ランプ)も営業を開始した[19][23][24]。琵琶湖を一望できる景色と「LAMP」のランプ型パフェがInstagramでも話題になり、来場者数は2018年7月・8月の2か月間で前年同期より約1万3千人増となった[23]。 アクセス
脚注
参考文献関連項目外部リンク
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