第1空挺師団 (ドイツ連邦陸軍)
第1空挺師団(ドイツ語:1. Luftlandedivision)は、ドイツ連邦陸軍の師団のひとつ。バーデン=ヴュルテンベルク州ブルッフザールに師団司令部を置いていた。1994年3月に解散し、コマンドー空中機動部隊 / 第4師団に合併され、2001年にレーゲンスブルクに師団司令部を置く(師団司令部は2010年にシュタットアレンドルフへ移駐)特殊作戦師団に引き継がれる。 概要本師団はドイツ連邦陸軍における空輸機動作戦の基幹部隊として編制された。自隊で構成される対戦車歩兵部隊や陸軍航空隊による航空火力支援の下で空地立体の空挺作戦を行う。師団はあらゆる地形障害を克服し独立的に行動できるように構成されていた。空中機動能力は他の陸軍師団と比較して本師団の脆弱性を顕著にしたが、大規模な輸送梯隊を手当することによりこれを減少させるように配慮されていた。
第1空挺師団の主任務
また、軍団直轄の予備部隊としての任務があるため、師団の隷下にあるも平時から各旅団は各軍団の指揮下にあった。 歴史第1次編制1955年1月に前身となる第106空挺旅団の編成が始まり、1956年に師団に改編されエスリンゲン・アム・ネッカーに師団司令部を設置し、1956年7月3日に編成完結する。師団は第2軍団に所属した。当初は以下のようになっていた。
第2次編制1959年、陸軍第2次編制にて戦闘群は改編され、A9戦闘群とB9戦闘群はそれぞれ第25降下猟兵旅団および第26降下猟兵旅団となる。1961年末時点の師団編制は以下のようになっていた。
第3次編制から第4次編制1970年、陸軍第3次編制にて新たに3個目の旅団となる第27降下猟兵旅団がリップシュタットにて編成され、第1軍団の指揮下におかれた。1971年に降下猟兵旅団は空挺旅団に改称される。陸軍第4次編制では以下のようになっていた。
第5次編制陸軍第5次編制で1993年に第1軍団の直轄部隊として指揮下にあった第27空挺旅団は第31装甲擲弾兵旅団と合併し第31空挺旅団となる。1994年に師団は解散し、第4装甲擲弾兵師団と合併され、司令部をレーゲンスブルクに置き新たにコマンドー空中機動部隊 / 第4師団となる。第9空挺砲兵連隊は現役部隊化し第9空挺砲兵中隊として再編成されも1996年に解散される。第9軍楽隊と第9空挺通信中隊は引き続いて新師団の隷下におかれた。2003年に第200空挺通信中隊に改称し、2007年には第100空挺通信中隊と同時に解散され、特殊作戦師団の基幹部隊として空挺通信大隊に再編成された。第9空挺通信教導大隊は解散され残余は第1山岳師団に合流した。第9軍楽隊は第10装甲師団の第50指揮支援連隊に合併・解散した。 実働任務歴代師団長
脚注参考文献
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