第一滝本館(だいいちたきもとかん、英: Dai-ichi Takimotokan)は、北海道登別市の登別温泉にある旅館、並びにそれを運営する企業(株式会社第一滝本館)。
概要
滝本金蔵が皮膚病を患う妻のために湯小屋を設置したことで始まった登別温泉の老舗旅館[3]。現在営業している北海道内の宿泊施設の中で最も歴史があると言われている[4]。観光経済新聞社主催の『人気温泉旅館250選』による5つ星の宿に認定されており[5]、BIGLOBE主催の『みんなで選ぶ温泉大賞』では毎年上位にランクインしているほか[6]、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』改訂第2版による1つ星観光地になっているなど[7]、北海道内有数の旅館となっている。1500坪の大浴場は日帰り入浴も可能。館内には2つのレストランのほか、日帰りでの利用も可能なそば処「いでゆそば」とラーメン「たけろくらーめん」のほか、2024年12月にオープンしたカフェ「観音山フルーツパーラー登別」があります。「いでゆそば」では蕎麦ととも楽しめる親子丼のほか、すき焼きなども楽しめます。「たけろくらーめん」ではむつみ屋の創業者「竹麓輔(たけろくすけ)」が監修した札幌味噌や塩、濃厚な焦がし煮干醤油らーめんのほか、つけ麺も揃います。「観音山フルーツパーラー登別」では果物農家が厳選したフルーツパフェのほか、コーヒー、ホットケーキなどをお楽しみ頂けます。
2025年1月には新客室「MANGA ROOM」を設置。北海道が舞台の漫画や北海道にゆかりのある作家による漫画を客室に約400冊設置。滞在中に客室で漫画を存分に読むことができます。
泉質
第一滝本館には5つの泉質と豊富な湯量があり[8]、1,500坪の大浴場からは「地獄谷」を眺めることができる。男女合わせて35ある湯舟を湯守が毎日手作業で清掃している。
- 酸性—含硫黄—アルミニウム—硫酸塩・塩化物温泉(硫黄泉)
- 酸性・含鉄(II、III)—ナトリウム—硫酸塩・塩化物温泉(芒硝泉)
- 酸性・含硫黄—単純温泉(酸性緑ばん泉)
- ナトリウム・カルシウム—塩化物温泉(食塩泉)
- ナトリウム・カルシウム・マグネシウム—塩化物・炭酸水素塩温泉(重曹泉)
沿革
施設
本館
- 特別室(プレミアム) (78 m²)
- 準特別室(プレミアム) (78 m²)
- 本館和室リビング付(デラックス)(44 m²)
- 和室(デラックス) (40 m²、44 m²)
南館
- 特別室(プレミアム) (53 m²)
- MANGA ROOM(スーペリア)(26 m²)
- 和室(スーペリア) (26 m²)
- 洋室ツイン(スーペリア)(26 m²)
- 洋室トリプル(スーペリア) (26 m²)
- 大部屋(スタンダード) (53 m²)
- 和室(スタンダード) (26 m²)
- ツイン(スタンダード) (26 m²)
東館
- わんちゃんスイート(プレミアム) (80 m²)
- わんちゃんツイン(スーペリア) (32 m²)
- 和洋室(スーペリア) (38 m²)
- 和室(スーペリア) (32 m²)
- ツイン(スーペリア) (32 m²)
- ダブル(スーペリア) (19 m²)
西館
- 西館コーナー特別室 温泉露天風呂付(プレミアム)(61 m²)
- 西館特別室 温泉露天風呂付(プレミアム)(61 m²)
- 和室(スタンダード) (26 m²、34 m²)
- バリアフリー(スタンダード) (61 m²)
大浴場(営業時間:宿泊 4:00~25:00・日帰り 9:00~20:00)
- 癒しの湯
- 金蔵の湯
- 熱の湯
- 女性露天風呂
- 女性庭園風呂
- 男性露天風呂
- 傷の湯
- 美肌の湯
- 美人の湯
- 鬼の湯(ひのき風呂)
- 万病の湯
- かけ湯
- 滝の湯
- 気泡風呂
- 寝湯
- サウナ風呂
- 蒸気風呂
- 歩行浴
プール(営業時間:宿泊 8:00~22:00・日帰り 9:00~20:00)
- 温水プール(25 m)
- ちびっこプール(深さ50 cm)
- ウォータースライダー
- ジャグジー
レストラン
- ビュッフェダイニング「原始林/雪国」(朝食/夕食 宿泊者のみ)
- お食事処「湯の里」(朝食/夕食 宿泊者のみ)
- カフェ「観音山フルーツパーラー登別」(9:00~12:00/14:00~17:00)
- そば処「いでゆそば」(11:30~14:00/18:00~24:00 定休日あり)
- ラーメン「たけろくらーめん」(11:30~14:30/19:00~24:00 定休日あり)
宴会場
- 佳水館
- 松(130畳、最大80名、舞台付き)
- 桜(130畳、最大80名、舞台付き)
- 杉(58.5畳 最大44名)
- 椿(65畳 最大44名)
- 竹(58.5畳、最大38名、舞台付き)
- 菊(58.5畳、最大38名、舞台付き)
- 梅(52畳、最大34名、舞台付き)
- 萩(52畳、最大34名、舞台付き)
- あじさい(24畳 最大12名)
- もくれん(24畳 最大12名)
- くろゆり(掘り炬燵式、最大16名)
- あやめ(掘り炬燵式、最大16名)
- 本館
会議室
- あかしや(8.5 m×6.8 m)
- らいらっく(8.5 m×6.8 m)
その他
- 大金棒(高さ9 m、重さ10 tあり、定時になるとからくりが開く[8])2023年4月10日でからくりの運用終了
- おみやげ処「湯の街」
- エステルーム
- 飲泉処ゆのか
- カラオケ&ダンス「鬼囃子」
- ピアノサロン「Misty」
- スナック「ドリーム」
- ゲームコーナー
- 卓球
アクセス
- 新千歳空港から車で約1時間
- 札幌市中心部から車で約2時間
- 道南バス「滝本前」バス停から徒歩約5分
脚注
外部リンク