黒部ケーブルカー(くろべケーブルカー)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺黒部平にある立山ロープウェイとの連絡駅の黒部平駅から、黒部ダムの左岸にある黒部湖駅までを結ぶ立山黒部貫光のケーブルカー路線。正式な路線名称は鋼索線(こうさくせん)であるが、同社の立山ケーブルカーと正式名称が重複していることもあり、案内上は用いられていない。立山黒部アルペンルートを構成する交通機関の一つである。
現存する日本の鉄道路線(索道を除く)では、最も標高の高い場所を運行する。雪害を防止するため全区間が地下トンネルを通っている[3]。
路線データ
運行形態
所要時間4.5分[4]。概ね40分間隔で運行。冬期は運休する。
車両
全区間地下構造のため、側面から車外への避難ができない[6]。緊急時には前面の非常口から梯子を使用して避難する[6]。
歴史
前史
- 1965年(昭和40年)3月31日 - 「立山黒部貫光株式会社の鋼索式地方鉄道敷設免許申請について」を運輸審議会へ諮問[7]
- 1965年(昭和40年)4月30日 - 運輸審議会が「立山黒部貫光株式会社申請の新丸山・黒部ダム左岸間0.7キロの鋼索式地方鉄道の敷設は、免許することが適当である。」と答申[7]
開業後
駅一覧
黒部湖駅 - 黒部平駅
接続路線
脚注
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、18頁。
- ^ a b c d 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.183
- ^ a b c d e f けいてつ協會『知られざる鉄道』日本交通公社〈JTBキャンブックス〉、1997年、106,184頁。ISBN 4-533-02660-5。
- ^ a b c d e 『立山黒部貫光30年史』(1995年10月30日、立山黒部貫光発行)133頁。
- ^ a b c 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』6号 北信越、新潮社、2008年、p.38
- ^ a b c d e f g 汽車製造『KSK技報』第60号(1969年)新製品紹介「立山黒部貫光株式会社納入 地下ケーブルカー」pp.34 - 35。
- ^ a b 1965年(昭和40年)3月31日運輸省告示第261号「運輸審議会の答申があつた件」
外部リンク
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営業中 | |
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廃止 | |
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関連項目 | |
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鉄道事業法(旧地方鉄道法)に拠る路線のみ。★印は施設内路線。*印は期間限定路線。
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