福住駅 (兵庫県)
福住駅(ふくすみえき)は、かつて兵庫県多紀郡多紀町(現・丹波篠山市)福住にあった日本国有鉄道(国鉄)篠山線の駅(廃駅)である。篠山線の終着駅であった。 なお、線路は京都府の園部駅まで延伸される計画(改正鉄道敷設法別表第78号)であったが、終戦にともない計画は中止され、園部との間は国鉄バス園篠線(えんじょうせん)により結ばれていた。 現役時代の当駅の駅名標は、「ふくすみ FUKUSUMI」記載のものと「ふくずみ FUKUZUMI」記載のものがあった。時刻表の駅名欄にも「ふくずみ」と記載されていることがあった。 歴史
駅構造廃線直前の時点で、駅舎の北側に接した貨物用ホーム1線、その北に島式の旅客ホームがあり、その北に1線があって旅客列車はここに発着、そのホームの南側は空いていた。構内は現在の国道372号にあたる。現在、駅跡に駅名を記載した石碑が残されているが、その近辺にあるホームのようなものは、当駅のホーム跡ではない。 駅周辺福住地区の中心部に位置している。かつての駅前通り(旧・国道372号[注釈 1])には「福住」停留所があり、丹波篠山市街方面への篠山線代替バスがウイング神姫(旧・神姫グリーンバス)、園部方面の元西日本JRバスの路線が京阪京都交通により運転されており、交通の連絡点という役割は変わっていない。周辺の地域は、2012年に丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区として、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
隣の駅
脚注注釈出典関連項目 |