福井県立武生高等学校(ふくいけんりつ たけふこうとうがっこう、英: Fukui Prefectural Takefu High School)は、福井県越前市八幡にある公立の高等学校。通称は「武高(ぶこう)」。
旧制中学校時代から地域の教育を担ってきた伝統校。図書館に旧藩校「進修校」の四書五経が所蔵されている。
概要
- 全日制(修業年限3年制)
旧制中学校時代から地域の教育を担ってきた福井県嶺北南部地域を代表する進学校。図書館には旧藩校「進修教校」の四書五経などの書籍が所蔵されている。スーパーサイエンスハイスクール (SSH) に指定されている。現在は嶺南地域の敦賀市から通う生徒も少なくない。
- 定時制(修業年限4年制)
2019年(平成31年/令和元年)の課程改編で、昼間部の4時間と午前特設授業の2時間の授業体制となっている。
特設授業を履修・修得することで、3年間で卒業することも可能。
設置学科
- 全日制
- 定時制(昼間・午前特設授業)
校訓
- 真理と正義を愛して学問に精励し、人格の完成につとめる。
- 謙譲と敬愛の精神をもって自主的、積極的に己を尽くす。
- 勤労と責任を重んじ、自由にして明朗な社会人としての成長を期する。
沿革
全日制
定時制
- 1948年(昭和23年) - 本校と今庄分校に夜間定時制課程、粟田部、上池田の各分校に昼間定時制課程が設けられる。
- 1951年(昭和26年) - 今庄分校閉校
- 1954年(昭和29年) - 粟田部分校募集停止
- 1965年(昭和40年) - 池田分校を全日制に転換
- 1995年(平成7年) - 定時制課程を年度進行で単位制にし、昼間部を新設
- 1998年(平成10年) - 定時制課程で学年制最後の卒業式
- 2010年(平成22年) - 半年毎の単位認定や後期編入試験開始
- 2017年(平成29年) - 夜間部の募集停止
- 2019年(平成31年/令和元年) - 夜間部がなくなり、昼間部のみとなる。
校歌
作詞:佐藤春夫、作曲:大中寅二
部活動
運動部と文化部あわせて29の部活動が活動している。
運動部
- 弓道部
- 野球部
- 陸上部
- 剣道部
- 山岳部
- 柔道部
- 卓球部
- サッカー部
- バドミントン部
- ソフトテニス部
- ソフトボール部
- ハンドボール部
- バレーボール部
- バスケットボール部
文化部
- 囲碁部
- 演劇部
- 合唱部
- 写真部
- 将棋部
- 書道部
- 茶道部
- 文芸部
- 邦楽部
- 美術部
- 放送部
- 吹奏楽部
- グローバルサイエンス部
- オーケストラ部
- 百人一首・かるた部
学校行事
- 4月 - 入学式、春季遠足
- 5月 - 防火防災訓練、SC科学講演会
- 6月 - 合唱コンクール
- 7月 - 球技大会、オープンスクール
- 9月 - 学校祭(文化祭・体育祭)
- 10月 - マラソン大会、修学旅行(2年)、秋季遠足(1・3年)、SSH全体講演会
- 12月 - 球技大会(1・2年)、武高アカデミア
- 3月 - 卒業式
最寄駅
池田分校
1948年(昭和23年)に旧上池田村青年学校校舎跡を利用して定時制の福井県立武生高等学校上池田分校として開設された。1956年(昭和31年)従来の家庭科単科から普通科に変更、その後、1965年(昭和40年)より全日制となった。2001年(平成13年)からは池田町立池田中学校との連携型中高一貫教育を行ってきた。
しかし、全体の生徒数が減少したのに加え、池田町出身の生徒が交通事情の改善により減少し、代わって不登校経験者などの進学が増加したため、武生高校本校と鯖江高校両校定時制を2017年以降に不登校経験者の受け皿にできる昼間定時制へ一本化することへの兼ね合いなどから、2017年(平成29年)度をもって募集停止、2019年(平成31年/令和元年)度の廃校が決定した[1]。
著名な卒業生
政治・実業
学術
文化
報道・芸能
スポーツ
その他
著名な教職員
脚注
関連項目
外部リンク